裕介
はぁ…
裕介
疲れた…
裕介
あの先生、話長すぎるだろ…
塾帰り、俺は10時過ぎの真っ暗な 通りを1人歩いていた。
人はほとんどいない。
ビビリの俺はその辺を小さな 子供が通るだけで怖がって しまうのだった。
そうして何とか家に到着する。
裕介
やっと着いたよ…
裕介
えらく長く感じたな…
エレベーターに乗る。
裕介
えーと、6階、6階…
俺の住んでいるマンションは12階立てだ。
俺の住む6階は何とも言えない 見晴らしだ…どうでもいいが。
裕介
ん、
9階の明かりがついた。
裕介
…あれ?
俺は急いで全ての階のボタンを押し、止まった4階で降りて
そのまま階段を下って近所のコンビニで朝まで立ち読みした。
それ以来、あのエレベーターは
…使っていない。