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投稿遅くなりました🙇♀️💦
蝶野〇〇
2人きりの自習中のとき、〇〇が前触れもなくそう言った。 家入は医師免許取得のため出張中で五条も任務。
心配そうに夏油の顔を覗き込む〇〇。 夏油はひとり悩み、抱え込んでいるのを、 自分では隠しているつもりだった。
現に五条と家入には気づかれていないようだし このままで良いんだと思っていた矢先のこと。
バレてしまった。しかも〇〇に。心配をかけたくない。 誤魔化して自分の力で解決しなくては、と。
夏油傑
蝶野〇〇
蝶野〇〇
夏油傑
夏油傑
夏油傑
蝶野〇〇
蝶野〇〇
夏油はその優しさが嬉しかった。 それだけで傷が少し癒え、心が満たされる感覚がした。
だが、〇〇はその後酷く後悔した。 あの時の違和感は勘違いじゃなかったんだ。 あの時、もっと深く追求していれば。
あの時、あの時、あの時。 過去の後悔は何年経っても後悔のままだ。
心を深く抉り、侵食してゆく。 今悩んだって何も解決はしないのに。
夏油傑
窓際に座り、手を伸ばしても彼女には届かない。 自分から離れ、手放し、突き放した。
自分のしたことに後悔はない。非術師は嫌いだ。 だけど、彼女を失いたかったわけじゃない。
目を細め、愛しい人を思うような表情で夕日を眺める。 オレンジ色の光が現実を突きつけるように夏油を照らした
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蝶野〇〇
暖かいオレンジ色の夕日を眺める〇〇の瞳には過去が映る。 もう戻れない、今後悔しても遅い。でも忘れられない。
夕日に向かってめいいっぱい手を、腕を伸ばす。 あの時の夏油を追う自分の手がフラッシュバックし、 目が枯れて涙も流れない。
「忘れられないのは悪いことじゃない。 けどずっと引きずって自分の首を絞めるのは、 きっと苦しいだけだよ。」
いつの日か五条に言われた言葉を思い出す。 分かっている。頭では分かっているのだ。
なのに記憶は縛りから解かれることを許さない。
蝶野〇〇
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誰もいない教室の中、普段は教卓に立つ五条は あるひと席に座り、その長い足を机の上に置いた。
この男にも幾つもの後悔が心に深く刻み込まれていた。
なんで傑のことを気づけなかった。 1番近くにいたのは自分じゃないか。
何故自分は彼女に何も出来ないんだ。 傑みたいにアイツも今、一人で抱え込んで苦しんでる。
〇〇は何を自分に求めているだろうか。 黙って抱きしめてやるのか、何か言葉をかけてやるのか。 それとも、何も求められてはいないのか。
「最強」。呪術界で彼に勝てる者は存在しない。 なのに親友1人、好きな女1人守れないだなんて。
不甲斐ない自分に吐き気がする。 イライラして、それを吐き出すように1つ舌打ちをした。
五条悟