恐怖症シリーズ

子供恐怖症

妹が生まれてきた時から俺は子供が怖く感じた。

いつも着いてくるあの感じや、｢お兄ちゃんお兄ちゃん｣って。

耳が痛くなるぐらい響く声も怖かった。

泣きたかった。

接したくなかった。

なんでわかってくれないんだよ。

俺だけ、悪者みたいに...。

そうやって、圧をかけるように無理やり言わせてさ。

だから、無理なんだって。

なんでわからないの。

なんで俺だけ。

なんで。

なんで。

なんでだよ。

そして、寮には入らずに白鳥沢学園に合格。

入学式が終わり、体験入部に行くことに。

チビだから無理とか決めつけないでよ。

そして俺は白鳥沢バレー部に入部した。

なんでいつも俺ばっかなんだよ。

帰りたくない。

なんで、知ってくれないの。

なんで俺のこと知らないの。

誰のせいで寝る時間無くなってると思ってるんだよ。

また、寝れないじゃん。

出かけたくない。

子供に接触したくない。

もう、、いやだ。

ごめんなさい。ごめんなさい。

ごめんなさい。

次の日、若くんと覚くんが俺の家にやってきた。

ﾊﾞﾀﾝｯ

なんで俺ばっかり。

もういやだ。

嫌い。

なんで。

なんで俺ばっかり。

なんで。

ﾊﾞﾁｯ

ﾄﾞｶｯ

痛い。

ﾊﾞﾀﾝｯ

ﾊﾞｼｯ

ﾊﾞｼｯ

ﾄﾞｶｯ

ﾄﾞｶｯ

もう、、つらぃ。

ごめんなさい。

ﾄﾝｯ

まだ遊んでいたい。

帰りたくない。

ぉれのこと、拾って。

帰りたくない。

あの家には...。

外だけど。

そう。昨日、帰りたくなくて公園で寝た。

だからそのまま登校してきた。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

そんなの、嘘だ。

心配なんて、、してないくせに。

ﾊﾞｼｯ

ｸﾞｲｸﾞｲ

ｸﾞｲｸﾞｲ

やめろ。

触るな。

怖い。

こわい。

ﾍﾞｼｯ ﾄﾞｻｯ

ﾄﾞｶｯ

ﾄﾞｶｯ ｹﾞｼｯ

もう、、いいや。

もう、どうなったって。

ﾄﾞｶｯ

、こわぃ。

もぅ、、いや。

きえたぃ。

ﾀｯ

もう、、、らくに、なりたぃ。

もう、やめてください。

もう、きえますから。

、、だから。

やめて。

ﾄﾞｻｯ

その後、俺は牛島家に引き取ってもらった。

寮に入り、今はとても幸せに学校生活を送れている。