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エアリー

耳かきなんて消えちまえ

エアリー

エアリーです

リファール

ほんと嫌いだな

リファール

耳掃除

エアリー

あれはもう痛みの修行なんよ

レイン

でも前耳掃除好きになったって言ってたじゃん

リファール

しかもあんなにルンルンでなぁ?

レイン

ねぇ?

エアリー

事情が変わったんだよ!

レイン

うるさッ

エアリー

とにかく、やると痛い、特に耳かき

エアリー

あれは凶器だ

リファール

やっぱお前皮膚薄いんじゃね?

エアリー

自分でもそれ思ったわ

レイン

てかさ?ゆーて耳掃除そんなに嫌いな人居ないんじゃない?

リファール

居たら?

レイン

すみません〜

エアリー

はーいここ見てくださーい((スッ

レイン

わ〜マジお前の耳ザッコw

エアリー

ありがとう〜

バチバチバチッ

リファール

間にいる俺空気

レイン

巻き込んでしんぜよう

エアリー

さぁカモォォォォン!

リファール

来んなし((ベシッ

エアリー

アダッ!?

レイン

それ何割?

リファール

4割

レイン

……ばk((

リファール

それ以上言ったらぶん殴るからな

エアリー

脅しじゃん

エアリー

て事でスタート

絶賛、腹下し中です

哀れであろう?哀れんでくれ

…なんかこの枠あんま意味無くなってきてる気がするんですよね〜

気にしないでやりましょか

て事で注意事項、楽しんで〜((←他は?

じゃあスタート

選択肢【捨てる】が選択されました

これより選択された世界線へ移行します

アリン

…僕、は……

アリン

……捨てる

幼少期のアリン

……良いの?

幼少期のアリン

唯一の形見なのに?

そう言われて手元に視線をやる

あまりシワのない綺麗なハンカチ、隅には四葉のクローバーの刺繍が施されている

僕はそっとハンカチを撫でると、大きく深呼吸をする

アリン

(確かにこれは形見、僕とお母さんとの唯一の思い出の品)

アリン

(それと同時に、一種の呪いでもある)

アリン

(昔の"お願い"を込めた贈り物…だから)

アリン

(だから、これを捨てればきっと……)

アリン

……答えは、変わらない

アリン

僕は、このハンカチを…

捨てる

すると、周囲の空気は一層ざわめきを増し、木々がザワザワと僕の不安を掻き立てる

まるで、間違った答えを出してしまったと言わんばかりの空気感に、背筋につぅっと汗が通るのを感じた

幼少期のアリン

……じゃあさっさとそれ、捨てて

アリン

え?

幼少期のアリン

要らないんでしょ?ほら、早くして

アリン

う、うん…((ヒラッ

僕がハンカチを手放せば、それは宙を舞い溶けるように消えてしまった

アリン

捨てたけど……

幼少期のアリン

…後は好きにして

アリン

好きに…?

アリン

え、ちょっと!

幼少期のアリン

何?用はすんだでしょ

アリン

そう、だけど……

幼少期のアリン

…あぁ、ここに居てもする事無いもんね

幼少期のアリン

現実に戻してあげよっか?

アリン

……うん、やる事あるし…

僕がそう言えば、もう1人の僕は呆れた様な様子で僕を見た

幼少期のアリン

そう。まぁ君が決めた事だし、とやかく言うつもりは無いよ

幼少期のアリン

……準備するなら早い方が良いからね

アリン

分かってくれて助かるよ

幼少期のアリン

分かる?違うよ

幼少期のアリン

僕はただ、自分の為にやってる

幼少期のアリン

君の為じゃないし、そうする意味も分かりたくない

アリン

……そっか

幼少期のアリン

そろそろお別れだね

アリン

…また、会おうね

幼少期のアリン

……気乗りはしないけど

アリン

それでも良いよ

アリン

僕がしたいって言ってるだけだから

幼少期のアリン

…随分傲慢になったようで

アリン

悪いかな……

幼少期のアリン

まぁ好きにすればいいんじゃないの?

その時、背景がセピア色へと一気に変わり、空間にヒビが入り出した

アリン

え!?何、これ…

アリン

君がやったの?

幼少期のアリン

…巻き込まれる前にさっさと返さないとね

その途端、僕の足元にポッカリと穴が開く

重力には逆らえず、僕の体は真っ逆さまにそのまま落下し、暗闇に溶け込んだ

最後に見たのは崩れゆく景色の中、1人の少年がこちらを見て泣いている姿だった

※夜です

アリン

ガバッ))ッはぁ、はぁ……ここ、現実…?

起きてみれば、日が沈みかけていて暗いが、先程と変わらない保健室

そしてレインがいた

レイン

大丈夫?魘されてたみたいだけど……

そう心配そうに見るレインに、罪悪感を感じて思わず視線を逸らす

アリン

う、うん…大丈夫

レイン

ほんと?でも不安だし、熱とかも…((スッ

アリン

ッやめて!((バシッ

レインの手を叩き落としてハッとした

アリン

(…僕、今、レインの、手……)

恐る恐るレインの顔を見る

レインは呆然とした様子で、だがどこか悲しそうな顔で僕を見ていた

息が、ヒュッと音を立て喉に入っていくのを感じる

アリン

(謝らなきゃ謝らなきゃ謝らなきゃ謝らなきゃ)

アリン

レ、レイン、ごめッわざとじゃ!

レイン

え、あぁ、大丈夫だよ〜ちょっとびっくりしただけ!

おちゃらけた様に言っているが、顔が引きつっていて、上手く笑えていない

無理をして笑っていると瞬時に分かった

僕のせいでこんな風にしてしまったと、理解した

アリン

(また、だ…リファールにも、レインにも…)

アリン

(最低だ……)

レイン

あ!せっかくだし、帰りに何か買わない?

レイン

お腹空いたでしょ?

アリン

……うん

レイン

よし、じゃあ行こっか〜

そう言って、僕らはお互い少し距離を置いてここを出た

レイン

お待たせ〜アリン、はいどーぞ((スッ

そう言って買ったばかりの肉まんをアリンに渡す

アリン

え、でもこれ、レインの……

レイン

いいのいいの!俺こっちあるし〜

そう言って袋の中からあんまんを取り出す

それでも、アリンはどこか納得のいっていない顔をし、「じゃあ」と言って持っていた肉まんを半分こし、片方僕に渡す

アリン

はい、流石に全部は気が引けるから…((スッ

レイン

(別に気にしなくていいんだけどね)

レイン

(まぁ、アリンの気が済むならいっか)

レイン

ありがとう〜

アリン

熱いから気を付けてね

受け取った肉まんは、確かに熱く持つのがしんどかったので、早々口にほっぽることにした

口内が温もりに包まれ、身体がポカポカと温まるのを感じる

レイン

おいひぃ〜

アリン

あ、口の端ついてるよ

レイン

へ?ゴックン))どこどこ?

アリン

待って、取ってあげる((フキフキ

アリン

…はい、取れた

レイン

ありがとね〜

アリン

ううん、これぐらい何ともないから

そう言って僕の顔を見て言うアリンに安堵を覚えた

さっきまでは話もぎこちなかった上、目も合わせられなかったから…

それに

レイン

(表情も、マシになったようで良かったよ)

顔が、恐れと罪悪感とに苛まれていて、はっきり言って見れたものじゃ無かったから……

レイン

(俺にああいった態度とったの、仕方ないし気にしなくて良いのに…)

レイン

(むしろ急にそんな制限して、怒るのが普通だし)

レイン

(…早く言って少しでも楽にさせてあげたいな…)

レイン

頑張るか〜

アリン

どうかした?

レイン

ん?明日の自分への景気づけ〜

レイン

アリンもする?

アリン

じゃあ…

アリン

えっと…明日も1日頑張ろー?

レイン

なんで疑問形なのw

アリン

何でだろ?

レイン

まぁ後々思い出すよ

レイン

…それにしても、やっぱさっむ!!

レイン

冬って事実感するわ!

アリン

…じゃあこれ使う?

そう言ってアリンは自分のマフラーを外し、俺に渡した

レイン

え?いやいや、アリンはどうすんの?

アリン

僕は、ほら((ピラッ

上着を少しめくった先、見えたのはギッシリ貼られたカイロだった

レイン

…じゃあお言葉に甘えて…

アリン

どうぞ

マフラーを付ければ、先程までの首の寒さが一気に和らぎ、代わりに温もりが首周りを占める

レイン

あったか〜……

アリン

……良ければそれ、あげようか?

レイン

え?いやちゃんと返すって

レイン

(流石にこれを貰うのは…)

アリン

大丈夫、それ、もうそろそろ頃合だから、丁度良いし

アリン

新しいのもあるから

レイン

そう?じゃあ遠慮なく…って今頃合って言った?

アリン

うん、貰ってくれてありがとう

レイン

やられた…アリンに、嵌められた…

レイン

俺可哀想

アリン

僕ちゃんと言ったんだけどなぁ

アリン

要らない?

レイン

貰います

アリン

そっか、最後まで大事に使ってね

アリン

僕の代わりに

と、どこか含みのある言い方に違和感を感じたが、触れることなくそのまま会話に花を咲かせ、帰路を急いだ

レイン

ここら辺かな?

アリン

そうだね……

レイン

?あ、もしかして寂しい?

アリン

は、え?違うよ!

レイン

ほら〜素直に言えって、ツンデレめ((ワシャワシャ

アリン

ちょっと、やめてって!

そうは言ってもアリンは満更でもない様子の為、俺は無言で撫で続けることに

相変わらず髪はツヤツヤサラサラしているし、どうしたらこんなストレートヘアになるのか…

若干の羨ましや妬みも込め、一層撫でる手に力が入った

アリン

痛ッ力強過ぎ…

レイン

あ、ごめん

そろそろやめないと本気でキレられそうなので、大人しく手を離した

レイン

じゃあ明日からまた宜しくね、アリン

アリン

……うん

レイン

(うーん…警戒されてる)

レイン

(やっぱりもうちょっと緩めた方が良かったかな?)

レイン

(でもなぁ……)

なんて考えていると、アリンが心配そうに俺を見ていて、声をかけた

アリン

レイン、どうかしたの?

レイン

ん〜なんでもないや

アリン

……そう?なら良いけど…

アリン

とりあえず、明日どうするの?

レイン

んー、じゃあ一緒に登校しよ〜

レイン

場所的にアリンの家の方が近いし、アリンの家集合は?

アリン

いいよ

レイン

じゃあ今日はもう遅いし、ちゃんとお風呂入って寝るんだよ?

レイン

夜更かししたら飛んでくるからね?

アリン

お母さんみたいだなぁ

レイン

アリンは目を離すとすぐどっか行きそうなんだもん

アリン

そうなの?

レイン

うん、目を光らせてないと消えちゃいそう

アリン

……そんなことないよ

レイン

えぇ〜?案外当たってそうだけどなぁ

アリン

もぅ、早く帰るよ。明日早いんだから

レイン

分かったw

そしてまたね、とだけ言って俺は家に帰った

ただ、その時のアリンの何とも言えない顔だけが、俺の中でずっと引っかかっていた

アリン

……よし、これでOK

アリン

はぁ、楽しかったなぁ

アリン

(あれが嘘だとは思いたくないけど…)

アリン

……もう関係ないか

アリン

バイバイ……

あの日、あの後アリンは姿を消した

俺が最後に会った、あの日を境に……

なんで引き止めなかったのか、どうして何も言えなかったのか

もし何かしらしていたら、こんな事にはならなかったかも知れない

そんな事ばかり頭をよぎる

過去は変えられないと言うのにね…

そして数年が経った今もなお、俺はアリンを探し続けている

アリンを見つけることも勿論だが、何より…

レイン

(今度こそアリンを遠くにやらないようにしないと…)

レイン

(もう、こんなのは懲り懲りだからね)

リファール

レインーって、お前それまたつけてんのか?

レイン

あ、リファールそれに美月も!

レイン

これは…大事な物、だから

美月

まぁ貴方が良いならいいけれど…

そう、俺はあの日以降アリンに貰ったマフラーを付けるようになった

これをしていると、アリンがまだここに居る…いつか戻ってくるって思えるから

レイン

(…早く見つかんないかな…)

今日、俺はまたそんな事を思いながらアリンを探す

いつの日か、見つかってまたあの時の様に戻れる事を夢見て

??

…もう数年か

??

皆、まだ探してんのかな?…なわけないか

??

(てか、もっと充実するかと思ったけど…)

??

……つまんない

??

(でも結局あの選択したのは自分…考えて、考えて考えて)

??

決めたんだ、こうするって…そうすれば幸せになれるはずだからって…

??

だから……

アリン

いつまでも引きずってちゃダメだ

もう、忘れよう

END4.シアワセの証

エアリー

はい、長い

エアリー

簡潔に済ましますよ〜

レイン

早くしろー

エアリー

うるさーい

リファール

おいそこ

レイン

ピェ

エアリー

とりあえず、大体予定調和で良かったっす!

エアリー

以上!!

リファール

早ぇな

レイン

簡潔にだからね〜

エアリー

ではまた次回!

リファール

じゃあな

レイン

バイバーイ!

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