俺が死ぬまでの物語［完結］

スタート

🧡がいなくなったあと

もう何も分からなかった

🧡の幸せを心から祈り、幸せになる

それこそが俺にとっての1番の幸せだ

それなら別に…

🧡にとって死ぬ事が幸せなら

死んだって…

親は悲しむ

けど、🧡が幸せなら…

…俺は決めた

🧡が幸せなら何だっていい

🧡のやりたい道を進んで構わない

死ぬまで見守ろう

そう決めた

あれから何日たっだろう

もうすぐ物語が完成しそうだった

これこそ、俺の人生を書いた物語

今までで1番の自信作かも！

なーんて

そんな事を思いながらまた、打ち始める

出来た！

完成した

あとは題名だけか…

どーしよ

そうだ！

俺って天才？

よし

この題名にしよう

題名は＿＿＿＿だ！

投稿完了！

…最後に手紙でも書くか…

両親、友達へ手紙を書く

最後にやり残した事でもして死ぬか

…たかしの夢…はいいのか

でも正体くらい知りたいな

…初めて会った時、両親に聞くなって言ってたよな

てことは、両親は知ってるって事か…

どーせ死ぬし聞こ

…母さんは居ないのか

父さんでいいや

たかしって知ってる？

隠しても意味ないし

言ってもいっか

兄ちゃんだ

気の弱そうに笑う

いつもみたいな父さんじゃなかった

何も言えなかった

そう言うと俺は少し部屋に戻った

少し小説に手を加える

そして、それが終わったら部屋を出て

外へ出た

もちろん

死ぬ為に

もう二度と見ない家

いつも当たり前の様に通る道

学校近くの通学路

そして、俺が死ぬ場所

爽やかな風が頬にあたる

心残りなんて1つも無かった

俺は恐怖なんて無い

そして俺は心に決めた

俺は静かに

海へ飛び込んだ

数年後

道徳の時間

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

🧡さんか…

たかし兄ぃ！

もちろん、その本の題名は…

「俺が死ぬまでの物語」

🕊 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸 🧡

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