君 の 正 体 が 分 か る ま で

ジリジリジリ　、

私は　ゆあんくんと暮らしている　。

６年前に　、生き場の無い彼を　、 私が拾ってきたんだ　。

いただきま　ーす　！

彼は　私の好きな人　。

まだ付き合ってはないけれど　、 いつか告白しようと思ってる　。

私はゆあんくんに 教室の端へ連れて行かれた　。

舞踏会当日

大きな扉を開けると　、 広すぎる豪華な会場が現れた　。

天井には　綺麗なシャンデリアが輝き　、 長い机の上に　ご馳走が並んでいる　。

奥の方にもいろいろと　ありそうだ　。

ゆあんくんは 私の肩を軽く叩いた　。

大きな階段の上から 会場を見渡すと　、 床が少し埋まるほどの人がいた　。

誰もが私より　全然綺麗で　、 美しいドレスを身にまとっている　。

その時　、

音楽が鳴り出した　。

中央の方で　、男女が ペアを組み　、踊る準備をしている　。

私は無意識に　そこへ向かった　。

私は　みんなが踊る中の 一番中心に立った　。

その時　、

「 僕 と 踊 っ て い た だ け ま す か ？ 」