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# 02 . 魔法界

…魔法界って…

俺は分かりやすく 口をパクパクしながら驚いた

貴方は僕達の魔法が
全く効きません

つまり魔法で記憶を
消すことができません

ここまでは何とか理解した

なので口止めのために
連れていきます

ここからかもう分かんない

え、無理無理無理

ほんとに普通に無理

俺にも家族いるし 心配されるし門限あるし

…これってさ、
硬直魔法も使えないの?

さっきから隣で黙りこくって 色々考えてたっぽいやつが 急に口を開いた

一回使ってみますか?

なんか俺、またなんか 試されようとしてんの

俺にはなんも効かねぇ って話じゃねぇの?

そうだね

は?いや、待て待て…

俺が止めても

Rigid magic

問答無用で なんか変な魔法使ってきやがった

こいつら人の話聞かねぇ奴らだ

…普通に動けるぞ…

もう呆れて 魔法が効いてるか効いてないかを 伝えるくらいには 状況に慣れてきてしまっている

…無理だ、っ…

やっぱ効かないかぁ…

なんか疲れた感じ出してるけど いちばん困惑して疲れてんの俺ね?

じゃあもう縛ります?

もう怖いって

なんでそんな怖いこと
平気で言うんだよ

縛るのなんて普通ですよ?

もうほんとに誘拐じゃん

はぁ〜…もういいわ

俺が今から 連れてかれそうになってるとこって 本当に魔法界みたいなとこなのかよ

黄くん

ここは
無し魔法界なんだから
物騒なことは禁止

コイツってまともなのか まともじゃないのか分かんねぇな

下手したら
ここの人達にバレちゃう

だとしたら矛盾しかない

…空を飛ぶことも
普通じゃねぇことは
分かってんの?

それは仕方ないでしょ!

ちょっと怒られた気分

僕らが魔法界に戻るためには
空を飛ぶしかないんだから

そう言って杖と箒を俺の前に 突き出してくる

へーへーそうですか

じゃ俺は魔法界に
行く気なんて全然ねぇから
ここでさよならだ

俺がそう言って アイツらに背を向けた瞬間

…ふぅ、無事に縛れましたね

…なんで縛り慣れてんだよ

黄色い髪のやつに手を縛られた

強制連行です

足は縛られてないから 自力で歩くことはできるけど そこまでする気力はもう無かった

早く帰りましょう

そうだね

……

俺の話を全く聞いてくれないから 内心「 もうどうでもいいや 」って 思い始めた

…よし、認識阻害は
ちゃんとかかるね

俺もし〔 認識阻害 〕ってやつ 効かなかったら 空に浮いてるやつになるのかな

じゃ!早く帰ろ!!

怒られますもんね〜…

青い髪のやつの箒に 半ば無理やり乗らされ 急いで空に上がった

けど俺が気になるのは 「 怒られる 」っていう発言

…魔法界って、
アニメみたいだな…

もはや呆れて感想が出てきた

あにめ…??

なにそれ

こっちの文化は知らないのか

知らなくていいこと

ならきっと教えない方がいい

…なに、ここ…

地上に降りて連れられてきた場所は とても大きな図書館のような場所

にしても広い

魔法が宙に浮いてたり 本を宙に浮かせて取ったりしてる

図書館です

当たりか

君がいた世界よりも
かなり小さい世界だけど
この世界の全ての
本がこの図書館にあるよ

なるほどね、

ならこの広さにも納得

…あ!ようやく見つけた!!

後ろからかなり大きい声が この大きな図書館の中で 響き渡って聞こえてくる

どこに行っていたん…だ?

オレンジ色の髪をした人は 黄色髪と青髪を叱ろうとしてた時に 俺の存在に気づいて俺の状況を見て さっきの声とは真逆のテンションで 静かな声で言った

…なぜ縛られてるん…?

いや知らないですけど…

っていうか関西弁

この世界には、きっと 俺らの世界の文化を知った人がいる

なんかこの人 黄色髪と青髪とは似たような服だけど ちょっと違うローブ着てる

橙先生!

この人は無し魔法界の人で
とある事情があって
僕らの独断で連れてきました

それは事実か?

紛れもない事実です

…ふ〜ん、…

意外と冷静に説明してる

…無し魔法界の人間を
どうして連れてきたんだ?

課外授業で禁止どころか
法律でも禁止されている

しかも罰も重い。
それを忘れたのか?

だいぶ厳しい目で見てて 静かな声が逆に怖い

俺は部外者で怒られてないのに 俺まで怖くなって背筋が凍りそう

箒で飛ぶところを
見られてしまいました…

本当にごめんなさい…

こういうのは言い訳を ダラダラ並べるんじゃなくて 普通に謝った方が許してくれる

記憶操作はどうした?
お前らの学年なら
もう教わってるだろう?

腕を組みながら 少し困った顔で言う

この人意外と謝られたら 強く出れなくなるタイプかな

…効きません

…は…?

かなり間が空いた

相当驚いてんだろうな

それどころか
僕たちの魔法が全て
無効化されています

青髪も隣の黄色髪も 改めて動揺して 冷や汗をかきながら説明している

…それ自体が
有り得ることじゃないが
だから縛って無理やり
連れてきたんだな?

そうです

…なんでなん…?

さっきまで腕組んで 余裕そうにしてたのに 驚いた瞬間腕組やめてる

…ってか…

帰りたいんですけど…

縛られたままで 普通に腕とか痛いし

…ダメだ

お前は理事長の元に置く

理事長…ってことは ここは学園か何かなんかな

じゃあ違うローブを着てて 静かに怒ってたのは コイツが教師だからか

なんでっすか…

敬語のようで敬語じゃない語尾 敬語を使いたくない時は こういうのが一番いいと思ってる

それは出来ない

記憶がいじれない以上、
この世界のことを
そっちの世界に広められる
危険性がある

淡々と話してる そんなこと言われても困るんだけどな

つまり、まとめると
俺の記憶が消せるまでは
この世界にいろってこと?

まとめてみても無理難題すぎる 俺にも生活があるんだけど

まぁ…そうなるな

はぁ…

しかも俺ちょっとサボったから 単位もギリギリだし

もういいっすよ…

留年か〜… まあいっか。もう

すまんな

で、お前の名前は?

…苗字っていう
習慣ないんでしょ?

苗字か…無いな

じゃあ、桃

…桃、か…

今の間はなんだよ

俺の名前ってそんなに変かよ

俺の名前は橙

よろしくな

はいはい。ヨロシクな

んで、早く
その理事長とこ連れてけ

切り替えが早いなぁ

また関西弁

そりゃ自分の管理者に
なるやつの顔くらい
とっとと見ておきたいだろ

分かったよ

はよ行くで

……

気になることは 理事長に聞いてみっか

あのでっけぇ図書館から出てきて ちょっと歩いたけど なにこの大自然

待て待て待て

橙ってやつの目の前に立って 歩みを一旦止める

ん?どしたん?

なんも分かってないような顔で 俺の方を見て首を傾げてるけど 普通に理事長室とかって 学校とか図書館と 併設してあるもんじゃないんか

これ本当に理事長室に
向かってんのかよ?!

自然が好きな
理事長なんでな、笑

ケラケラと笑ってるけど ここまで離れてたら 不便じゃないんか

…へ、へぇ……

まあ、そういう人も… いるよね?

なにこれ、キラキラ…

空中に水晶とか浮いてるし

魔力水晶って言ってな
その名の通り魔力が
込められとる水晶やで

でもこれ理事長の魔力の
ほとんどが込められてて
普通の魔力水晶の
魔力量よりも10倍くらい
多いとされとるな

俺はちょっと疑問に思った 言い回し的に魔力量が10倍以上って 確信してる感じないから

この魔力量って
測れたりすんの?

…ん゙〜…

確認のためにも聞いてみたけど ちょっと難しい顔してんな

いや、言ってみただけ

お前なら…測れるんかもな

…は?

俺、魔力とかなんも持ってないから 絶対測れないと思うんだけど

なんかアニメとかでよく見る 最強系だったりする?

かなり迷惑

…ぁ、この魔力…

ん?

何も音がしてないのに ドアの方を見るから俺も見たけど ドアの外に特に誰かがいる様子もない

ガチャッ 、

え、ッ…

と思ってたらドアが開いた

…あれ、橙くんだ

隣にいるのはお客さん?笑

この声と笑い方知ってる

物に遮られて顔がよく見えないけど 長年一緒にいるから分かる 絶対にあってる自信があるけど

なんでここにいるんだよ

紫くん

…ぇ、ッ…桃くん?!

…どういう事なんだよ…

本当に頭が痛い案件だ

えッ゙?!

二人知り合いなん?!

こうなるのも無理は無い

4/20に色々リメイクしました

魔法使いのルール違反

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