一
赤音さん!!今助けます!!
赤音
はじめっ…くッ…ハァッハァッ、
赤音
せ、青宗……おね、お願いっ…
一
でも!!
赤音
も、ハッハァッ、全身っ…、感覚がないの…っ、
赤音
もぉ私は…ッ、だか、ら、お願い……
一
ボロボロッ))ッ…赤音さん、
赤音
武道…と……青宗を……お願い…ね……
赤音
……
一
あかね、赤音、さん、?赤音さん!!起きてください!!
ドシャガシャンッ!!
一
…クソッ!!
一
ダッ!!))
ピッ
ピッ
ピッ
青宗
パチッ))……
一
……起きたかよ
青宗
…こ、こ…
青宗
赤音…と、武…道は……?
一
……
一
赤音さんはタヒんだ…。
青宗
!!
一
武道は、今も手術室だ。
青宗
…どう、なってる、?
一
さぁな。何も教えてくれなかった。
一
なんとも言えねぇ状況なんだろ…。
一
火事から一日がたった。
一
その間お前はずっと寝てる。
一
たけみちもずっと手術室にいる。
ガラガラッ
医者
あ、乾さん、起きられましたね。
青宗
おと、うと……武道は…?
医者
はい、今手術が終わったところだと。
医者
……、一応ここで話をしておきます。
医者
君も聞いててね。
一
はい。
医者
ざんねんながら、君の長女、赤音ちゃんは亡くなってしまった。
医者
生き残ったのは君と、弟だけだ。
医者
その弟も両足を下敷きになっていて、切断する他なかった。
青宗
ッ゛!
医者
……、そして今、切断が終わって、手術は成功した。
医者
3日以内に目を覚ますとは思うよ。
医者
君も、1週間は絶対安静だから、無理しないこと。
医者
弟は隣に寝かせるからね。
医者
じゃぁ僕はここで。
ガラガラッ
青宗
……お金はどうなってる
一
乾家の貯金を使ってる。
一
タケミチを救うには金が必要だった。
青宗
足りてるのか?
一
一応な。
一
でも、これから住むところを探すとなると厳しいな。
一
俺も色々調べては見る。お前は頭の整理してろ。
青宗
……。
5日後
武道
パチッ))……
青宗
た、武道、分かるか、?
青宗
ココ、医者頼む、
一
おう。
医者
あぁ良かった、目覚めるのに少し時間がかかってしまったね
医者
僕がわかるかい?
武道
……
医者
…、少し戸惑ってるかな、
医者
お話はまた明日にしよう。とりあえず目を覚ましてくれてよかった
医者
体調も問題なさそうだし、青宗君も動ける。
医者
また何かあればナースコールを押してね
青宗
🤝ギュッ))……良かった…
一
とりあえず、明日から俺は学校に戻る。夕方はちゃんと来るからな。
一
今日はもぉ帰る。
青宗
あぁ、ありがとうココ
一
武道も、今日はゆっくり休め。
青宗
武道ほんとに良かった……
武道
…
青宗
…、疲れてるよな、ごめん、俺隣だから何かあったら言えよ?
医者
じゃぁ、2人ともじゃぁね!
医者
ちゃんと塗り薬無くなったら来るんだよ?
青宗
あぁ。世話になった。
医者
はい!じゃぁ気をつけてね
医者
ナデ))武道君も気をつけてね
武道
…。
医者
……じゃぁね
一
ありがとうございました。
家は全て燃えてしまったので、市営住宅に住むことになった乾家
青宗
なんだ、普通に綺麗だな
一
そりゃぁ俺が選んだところだからな
一
まぁ、お前まだ13だし、金はおばさんたちが出してくれんだろ
青宗
……ありがとうココ
一
…また何かあったら言えよ
一
俺は赤音さんにお前達のこと託されてんだから
青宗
…そうか。じゃぁココも一緒に住むか?
一
……、考えとくわw
青宗
あぁ。
青宗
武道、昼飯どうする?
一
ウーバーでも頼む?
青宗
頼み方知らない
一
俺知ってる
一
何が食べたい?
青宗
……、武道は何食べたい?
武道
……いらない…。
青宗
それ以外なら受け付ける。
武道
……。
青宗
…
一
……とりあえず適当に弁当頼むわ
青宗
あぁ。頼む。
そんな日々の中ある出来事が起きる。
続く〜〜