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“輝夜姫“
それは竹から生まれた、とても可愛らしい女の子
その子はやがて、美しい女性へと成長し
多くの求婚者が現れた
僕の学校では
今…
ーそれに近いことが起こっていたー
事の発端は、二学期の初めの日のことだった
雷凍
雷凍
その日はよく晴れていて、とても暑かった
さらに、始業式の日にしてはやけに騒がしかった
雷凍
雷凍
騒がしいのは、なんとうちのクラスだった
どうやら、転校生が来るという
雷凍
先生
先生の掛け声でしんと教室が静まり返る
先生
先生
そっと、扉が開く
そして、教室に緊張が走る
雷凍
入ってきたその子は、背が高く
一目見るだけで心が奪われそうになるほど、美しかった
百香
百香という子の笑顔に不思議な感覚が巡る
なんでだろう…
なんだか、心が痛い
でもどこか心地よい、そんな感覚
ふと、小学時代の友達の言葉が頭をよぎる
ー恋ー
急すぎて自分でも追いつけない
でも、確かに言っていたことと重なっている
どうやら、まだ確信はないが、一目ぼれをしたようだ
雷凍
雷凍
雷凍
彼女が気になる
それだけで、頭がいっぱいになった
先生
先生
先生
雷凍
先生
雷凍
恋って、難しい
なんせ自分を保つのに精一杯なのだから
雷凍
雷凍
しかも、押し付けられた辛い現実はこれだけじゃなかった
数週間後、彼女はあっという間に学校の美女として噂になっていた
彼女の身振り素振りはかぐや姫にとてもにていることから
輝夜姫、そう呼ばれるようになった
そして、みんなが口を揃えて言う事があった
彼女は告白されると、必ず 「私の心を奪ったらいいよ」 と言うらしい
と
雷凍
雷凍
雷凍
雷凍