あれから俺は
屋上で君に会う度に話しかけた。
千冬
そういえば、君のことなんて呼べばいい?
夏葉
……普通に…夏葉とか……で
千冬
夏葉な。了解
千冬
俺は松野千冬。好きなように呼んでくれ
夏葉
…千冬くん……?
千冬
おぉ!ありがとうな!
名前を呼び合える仲になって
少し成長したと思った
真夜中に俺が集会から帰って居たら
夏葉が公園のベンチに座っていた
千冬
夏葉?お前なんでこんな時間に公園に居るんだ?
夏葉
ぁ……えっと……
千冬
……家どこだ
千冬
こんな時間に女1人は流石に危ねぇだろ
千冬
送ってやる
夏葉
ゎ……悪いから……いいよ……、
千冬
遠慮するな。後ろ乗れ
夏葉
…中学生……なのにバイク……?
千冬
まぁ気にすんな
そう言って家まで送った