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流石おどろくさん!攻撃が強いですねぇ…九十九頭良すぎませんか!?ここをどうしたら良いとか…どうやったら考えられるのかやら()さもさんも結構感情的に動いてるのめちゃ好きです!!最後の相棒のやつめっちゃ気になる…!!また続き待ってます!!!
皇居を中心に張り巡らされた結界の頂上。 そこにあぐらをかいて九十九は座っていた。
九十九
そう虚空に向かって話した九十九は、右目に手を当てる。
九十九
右目から手を離すと、青い炎が灯る。
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
そう言った九十九は、結界を指で軽く叩く。
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
九十九
そう言うと、九十九はおもむろに立ち上がり、結界を踵で2回叩く。
すると、結界に人1人通れるくらいの穴が開き、九十九はそこに飛び込む。
重力に従っての自由落下。その着地地点は…
4:16 うたいと百合野種子は付近で爆発した宮内庁病院について確認したところ、現在電子機器が全てダウンしていることを確認。
現地に行って確認するため、2人は宮内庁病院に向けて駆けていた。
うたい
百合野種子
百合野種子
百合野種子
そう種子が叫んだ瞬間、2人の頭上が眩く光る。
うたい
走っていた種子は急停止し、次の瞬間にはその腕には炎を纏っていた。
百合野種子
百合野種子
「奴を足止めすることです」
結界の天井から突入した九十九は、大量の霊力を纏ってうたいと種子の間に着地する。
九十九
16:20 東京近郊 吹上トンネル
その中は、猛吹雪が吹き荒れていた。
戦力は完全に拮抗。
むしろ、神力をニグとの契約で使用出来ない@おどろくが若干劣勢だった。
地面が完全に雪に覆われ、トンネル内の気温は氷点下まで下がっている。
@おどろく
20分もの長期戦闘。 体力を奪われる環境下で、寒さへの耐性が人並みな@おどろくは、既に体力の多くを消耗していた。
吹雪
@おどろくの相手、吹雪は手を前に突き出す。すると、@おどろくの頭上から雪で作られた達磨が落下してくる。
@おどろく
@おどろくは動き出しを阻害され、雪に覆われた地面に顔を打つ。
@おどろく
@おどろくから見て、吹雪はどこまでも消極的だった。
20分間の間、全ての行動は@おどろくの動きの阻害か防御に当てられており、攻める意志は全く感じられなかった。
@おどろく
@おどろく
@おどろく
@おどろく
@おどろく
そう言うと、雪に触れて冷たくなっているてをグッと握ったあと、パッと開く。
それを何度か繰り返すと、@おどろくの纏う膨大な霊力が段々と萎んでいく。
吹雪
吹雪は軽口を叩くが、何時でも@おどろくの攻撃に反応するために動きを整える。
しかし、その瞬間には@おどろくは吹雪の背後に回っていた。
吹雪
@おどろくはそのまま蹴りを繰り出し、吹雪を大きく吹き飛ばす。
吹き飛ばされて着地した瞬間には、既にトンネルの壁を蹴って吹雪の元に飛び込んでいる。
終わらない追撃。
未だトンネル内を吹き荒れる吹雪をかき消すような連撃は、吹雪が20分かけて削っていって、枯渇した体力が回復したかのようだった。
@おどろくが神力を行使する時には、様々な制約が課されている。
それもひとえに、ニグがトウホウを完成させるための猶予を少しでも長くとるため。
そのような状況を理解した上で、元・17歳の少女はODMNメンバーと共に戦うことを選んだ。
その名は、《陽狼武術》。
有り余る霊力を一撃一撃に上乗せし、身体への相応の負担を代償に速度、威力、破壊力を大幅に上昇させる。
身体への負担は決して小さくないため、 @おどろくは基本戦闘開始後15~20分経っても勝てないと判断した場合のみ使用することにしている。
《陽狼武術》非使用時も七鐘七時や佐門鮭に匹敵する戦闘能力を秘める@おどろく。
1度使用したならば、凸もりに負けずとも劣らない、現ODMN最強戦力と化す。
そして、陽狼武術使用中は、同時に戦闘スタイルも変化する。
@おどろく
吹雪
「速く倒さないと、こっちがやられる。」
奇しくも、2人の思考は一致する。
その上で、吹雪は未だ吹き荒れる吹雪という環境条件を活かすため距離を取り、
@おどろくは近づけなければ何も出来ないため、距離を詰める。
足に霊力を込め、一気に飛び上がる@おどろく。
空中で足を揃えて、吹雪への両足蹴りの構えをとる。
空中で足を伸ばし、加速する両足。防御用に吹雪が作り出した雪の壁をそのまま貫き、再び吹雪を吹き飛ばす。
吹き飛ばされた吹雪が立ち上がると、@おどろくのポップなパーカーの裾が目にはいる。
ラリアット。まっすぐ伸ばした腕を相手に叩き込む一撃。
陽狼武術によって強化されたその一撃は、吹雪をトンネルの端まで吹き飛ばした。
吹雪
陽狼武術使用中、@おどろくは速度に特化した連撃ではなく、
メキシコのプロレスに似た格闘技、ルチャリブレを用いた高火力の攻撃を行う。
身体の芯まで響く、強力な一撃。
吹雪は身体へのダメージが大きく、上手く立てない。
吹雪
九十九側 作戦開始前
九十九
吹雪
九十九
九十九
そう言って、九十九は小さな宝石を投げ渡す。
九十九
吹雪
雪で埋め尽くされた床に叩きつけられた吹雪は、少し不快そうに、懐から小さな宝石を取り出し、握りつぶす。
すると、@おどろくの目の前に少女が転送される。
たまたま近くを歩いていただけの、ただの少女を。
18.5話 light light carbon,from right side
3年と、少し前。
@おどろく
佐門鮭
佐門鮭
@おどろく
@おどろく
佐門鮭
@おどろく
佐門鮭
@おどろく
@おどろく
佐門鮭
@おどろく
佐門鮭
佐門鮭
@おどろく
@おどろく
@おどろく
佐門鮭
京都、路地裏 そこには、鮭のよく知る男が佇んでいた。
佐門鮭
佐門鮭
与えられていた情報から敵に目星をつけていた鮭は、予め神力で作っておいた太刀を構え、敵と向かい合う。
佐門鮭
伽梵(かぼん)
鴉に囲まれながら、伽梵はそう言ってニヒルに笑う。
佐門鮭
伽梵(かぼん)
佐門鮭
佐門鮭
お互いに武器を構え、一触即発の雰囲気。
…となるより速く、伽梵の身体から血が吹き出す。
佐門鮭
伽梵(かぼん)
常人では気づかない速度での抜刀・斬撃。刃を鞘に納めると、すぐに振り返ろうとした瞬間、足が覚束無くなる。
佐門鮭
佐門鮭
鮭は、足が身体を支えきれなくなり膝をつく。
伽梵(かぼん)
数匹の鴉を身代わりにしていた伽梵は、大した傷をおっておらず、立ち上がる。
伽梵(かぼん)
佐門鮭
鮭は、口を手で抑え、息も絶え絶えになっている。
伽梵(かぼん)
伽梵の神力、「carbon roller」。 その効果は、任意の対象に一酸化炭素中毒のような状態を付与する。
その状態では、常に目眩がし、力が入らず、下手をすれば精神に異常をきたす。
鮭と同じ孤児であった伽梵は、凸もりと出会ってから自身の神力を自覚した鮭とは違い、幼い頃から神力を使いこなしていた。
過去、鮭が孤児だった時に食料を取り合い相対した時は、鮭は拳を振るうよりも早く激しい吐き気と眩暈で為す術なく地に伏せることとなった。
そして、今も。
佐門鮭
伽梵(かぼん)
伽梵(かぼん)
伽梵(かぼん)
伽梵(かぼん)
伽梵はそう言って、大きなローラーのような独特の武器で、痛ぶるように何度も振り下ろす。
ガン、ガンと何度も音を立てながら、鮭の肉を断ち、骨を割っていく。
それはさながらマグロのたたきを作るように、鮭という存在を普遍的な肉の塊に貶めようとしている行為だった。
地面とローラーの間で挟み込まれ続け、鮭は呻き声を漏らすことしかできない。
…はずだった。
佐門鮭
伽梵の手元に金色のいくらが集まり、炭素鋼の刀が生成される。
重力に従って自由落下する刃は、伽梵の右腕のパーカーの生地を引き裂く。
重力に従って自由落下する刃は、伽梵の右腕のパーカーの生地を引き裂く。
伽梵(かぼん)
驚く伽梵の頭上には、大量の刀が生成されていた。
伽梵の背中に刀が大量に突き刺さり、呻き声を上げて神力が解除される。
鮭は、満身創痍の体でゆっくりと立ち上がっていく。
伽梵は、刀の重みと激痛で倒れ込む。
佐門鮭
佐門鮭
佐門鮭
伽梵の首に、刀が振り下ろされる。
数日後 東京 宮内庁病院
七鐘七時
佐門鮭
七鐘七時
七鐘七時
佐門鮭
七鐘七時
佐門鮭
七鐘七時
七鐘七時
七鐘七時
佐門鮭
七鐘七時