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俺は灰谷竜胆、見ての通り、犯罪組織の幹部だ

ドンッ!ドンドンッ!

灰谷竜胆

チッ……クソヤロー

反社の俺は、私情を持ってはいけない、だから感情は捨てた

でも、やっぱり愛は捨てきれなかった

灰谷竜胆

ふーッ……汚ぇな……

俺には想い人が居る

三途春千夜

おーい!終わったかぁ?

三途春千夜、俺の上司だ

灰谷竜胆

あぁ、処理、頼んだ

三途春千夜

はー?めんどくせぇなぁ……夢が待ってんのに……

こいつには、結婚して3年の嫁が居る

名前は夢、三途夢だ

灰谷竜胆

知らねぇよ、ま、頑張れ

三途春千夜

クソが

……いつからだろう、三途を好きになったのは

天竺?関卍?梵天?

分からないけど、俺は確かに

三途を愛していた

生まれて初めての感情、今まで色んな女と付き合い

身体を、心を重ねてみた

けれど、どんな行為も、俺の求める真実の愛は混じっていなかった

薄汚い、灰色の気持ち

でも、三途は、キラキラした 甘い甘い気持ち

これがきっと

だから

「俺、結婚すんだ」

この言葉で、本当の哀も知った

「良かったじゃん」

そして、自分を偽る、 罪なき嘘も知った

愛と哀 この色の違い 味の違い 音の違い

全て知った 知ったからこそ

また哀せる 哀して哀して

哀して、

灰谷竜胆

なぁ、三途

三途春千夜

あ?

灰谷竜胆

あいって

「何?」

哀って何だ? 何なんだ?

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ホントの愛を知ってこそ哀を知る

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