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昔々あるところに
一人の悪魔がいた
その悪魔
バデイラは
元々は天使だった
愛するリディネスと加護をする国を見るために
下界に降りたとき
人間の襲撃にあい
愛する彼女を攫われ
岩の下へと押しつぶされた
それから200年が経ち
とある兵士によってバデイラは堕天使として復活した
復活させてくれたお礼に
兵士の願いを叶える事を提案したバデイラ
兵士は、かの国を滅ぼして欲しいと頼んだ
バデイラはそれをする代わりに
自身の最後の天使となる
最後の自身の白い羽を
兵士に差し出し、兵士に「生きろ」と命じた
兵士は了承し
バデイラは悪魔となったバデイラは
かの国を滅ぼしに向かったのだった
バデイラ
バデイラは国を囲む城壁に立っていた
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラはとある白い建物に目を向ける
悪魔として何か力を感じるようだ
バデイラ
バデイラ
バデイラは目に力を込めて赤くする
すると、透視能力だろうか
白い建物の中がバデイラには見えた
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
その天使こそ
バデイラが愛しているリディネスだった
しかし
バデイラは彼女を忘れてしまったのだ
バデイラの記憶は
人間によって岩の下敷きにされたこと
人間が憎いこと
兵士と取引をしたこと
それしか覚えていないのだ
自分が堕天し、悪魔になったのは
彼自身もなんとなくわかっていたが
なぜ堕天したのか
そんなのはどうでも良かった
ただ悪魔として生きられればいい
そう思いながら
囚われたリディネスの姿を眺めていた
バデイラ
ザワザワ
ザワザワ
バデイラ
何かの音に目線を向けると
城壁の下で
人々がバデイラの姿を見て指を指していた
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラは黒いカラスのような翼を広げ
黒い霧のような物を発して、姿をくらまし
人々が困惑している間に
その場から飛んでいった
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラは国を見下ろして
木々が生い茂る場所を見つけ
そこへ向かった
バデイラ
飛んでいると
風と共に様々な音が
バデイラの耳に入ってくるような気がした
剣をぶつけ合う音
鎖を引きずる音
拍手喝采と本をめくる音
そんな音を聞き流して
バデイラは森の中に入って行った
バデイラ
木の上に降り立ったバデイラは
その場に座り込んで、羽を休めた
バデイラ
バデイラ
パチパチ
バデイラ
バデイラ
ヒュー
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラは木々の上を歩き
それらを乗り越え
音の先へ向かった
少し行くと
森の中に1つの建物があり
人々がそこに集まっていた
綺麗な花々やリボンが飾られ
純白のドレスを着ている女と
白のタキシードを着ている男が並んでいた
周りの人々は彼らに向けて
拍手や紙吹雪や花びらを送る
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ
バデイラ