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切ない話でインパクトもありました。
素敵なお話でした...✨ 語彙力があり、尊敬します( * ॑꒳ ॑* ) 雨...私は好きです笑((関係ない そして、フォローありがとうございます。 今後ともよろしくお願いします。 よければ仲良くしていただけると嬉しいです
語彙力、語源力凄いですね! 憧れます! 6月かぁ… 私もその時期嫌いですねw 理由は全然違いますけど…w 雨って聞くと私も女の子を 思い出すなぁ… フォローありがとうございます! 応援してますね!
あの日は雨が降っていた
風が一段と強くて
災害も起こるような
いわゆる台風ってやつだ
それに
俺は6月が嫌いだった
雨が多くてじめじめしてるし
台風だって多い
そんな時期に出会った
少女と俺の話
ザーーッ
○○○
俺は激しい水の音で目が覚めた
○○○
と、毎日変わらない言葉を呟く
窓を開けて外を見ると
案の定、雨が降っていた
○○○
と、諦めて窓を閉めようとした時
ふと、 外の電柱の辺りに目が行った
○○○
目を凝らしてよく見てみると
ずぶ濡れで凍えている
少女のようなシルエットが
俺の目に映り込んできた
○○○
こんな深夜に少女が
それに雨も降っているのに
そんな馬鹿なことあるわけないと
思いながら俺は
そこまで行ってみることにした
案の定外は真っ暗で
少女がいるような時間帯では
ぜったいになかった
が、やはりそこには
幼い少女が1人
震えながら立ちすくんでいた
○○○
俺は話しかけた
が、少女の反応はなし
○○○
だが、 俺はめげずに喋りかけ続けた
さすがにこの雨の中
放っておくのは
良心が痛んだからだ
○○○
すると少女はおもむろに
立ち上がると
「おにーさん優しいね。」
と、それだけ言って
何故か走り出してしまった
○○○
突然の出来事に 少し呆然としていたが、
すぐに正気を取り戻し、
少女を追いかけた
だが、俺が少女を追いかけて
着いた場所は交差点
大雨なのに交通量が多くて
俺は驚いた
と、同時に
○○○
俺は最悪な場合を想像して
虫唾が走った
だがそうゆうことなんだろうと、
青信号で車が多い交差点に
一直線で飛び出していく
少女を見て思った
瞬間──────
グキキキキキキキキッッイイイッッ
と、物凄い急ブレーキ音と共に
雨と少女の血が混じった水が
俺の目を掠めた
それ以降はもう、覚えていない
覚えていないと言うよりは
覚えていたくなかったんだろう
ただ、 6月になると少女を思い出すから
俺は生涯
6月を好きになることも
雨を好きになることも
無いだろう
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