舞原
私の言葉を聞いた彼女は小さな声で何かを呟くばかり。 私は混乱してポケットの中に入れたスマホを見た。
◯◯
◯◯
舞原
??
え
黒尾side
黒尾
舞原
いつものように俺に駆け寄ってくる舞原。
一方サキはというと、少し怯えたような、警戒しているような、そんな顔をしていた。
◯◯
黒尾
それだけ言って研磨と俺のいる横を通り過ぎようとしたから慌てて腕を掴む。
◯◯
黒尾
いつもヘラヘラしてて素行は悪いけど根は良いやつ……の面影はない。
まるで別人だ。
孤爪
◯◯
黒尾……さん?
黒尾
舞原
◯◯
俺たちなんてガン無視で手元のスマホに目を落としたサキは小さく声をあげて、目を大きく見開いた。
◯◯
黒尾
手を離したサキの姿が今にも消えてしまいそうで、もう一度その手を握った。
孤爪
黒尾
嫌がってることするのはダメかと思ってサキを見た。
なんというか見たこともないくらい耳とか頬が赤くて、そういうんじゃないと分かってても自意識過剰になってしまう自分がいた。
◯◯
今なんて?
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