蜂楽 廻
蜂楽 廻
橘 花蓮
手足に浸る汗が止まらず
一向に心拍数がどんどん跳ね上がる
橘 花蓮
最初は怖かった
努力というものを人に否定される
視線を集まることさえも
橘 花蓮
橘 花蓮
今も逃げようと思う事がある
それでも、潔君達がいたから立ち直れた
私を受け入れてくれて
私を1人の人間として、気にかけてくれた
この気持ちを、今日伝えたい
橘 花蓮
橘 花蓮
蜂楽 廻
蜂楽 廻
蜂楽 廻
蜂楽 廻
モブ子
光沢がある黄金色のバトンが私の手に渡る
橘 花蓮
橘 花蓮
軽々と足が上がる
息が苦しいが、まだまだ
ゴールテープを必ず一番に!!
橘 花蓮
モブ未
橘 花蓮
その瞬間、視界が揺らいだ
橘 花蓮
足がズキズキと痛み、その場から動けない
星宮 瑞月
瑞月の声が遠くから聞こえてくる
それと共に、会場がざわめく
その時、昔の記憶が私の頭の中にフラッシュバックする
〜小学生のころ〜
玲奈
玲奈
小学生最後のバスケの試合
残り1点入れれば、全国大会
梨花
梨花
私はこの頃、期待されていた
人一倍、シュート能力が高くて努力家で
涼宮 音乃
汗水垂らし頑張って来たからこそプレッシャーが凄かった
努力するしか無かった
涼宮 音乃
でも、その考えは無駄だった
シュートが出来なかったのだ
結局、相手チームに点を取られ負けてしまった
涼宮 音乃
涼宮 音乃
玲奈
この時、玲奈がずっしりとした大きなため息をした
玲奈
玲奈
玲奈
玲奈
その時の空気は、まるで消毒液のように
冷たくて、消えていくようなものだった
橘 花蓮
どうしていつもこうなのだろうか
努力しても結果が来なくて
1個失敗しただけで責められて
才能だけを見て、勝手に決め付けられる
橘 花蓮
今走っている人は残り200mでゴールする
今、走っても追いつけない
走りたいはずなのに、足が締め付けられたような感覚
橘 花蓮
すると、ふわっとした髪が瞳を写す
千切 豹馬
橘 花蓮
千切 豹馬
橘 花蓮
千切 豹馬
千切 豹馬
橘 花蓮
橘 花蓮
橘 花蓮
千切 豹馬
橘 花蓮
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
千切 豹馬
その瞬間、砂埃が全体を包んだ
橘 花蓮
私が見た時にはもう半周しており
首位との差は僅かなものになった
橘 花蓮
橘 花蓮
星宮 瑞月
橘 花蓮
星宮 瑞月
星宮 瑞月
自分の中では、深く反省していた
人に迷惑をかけてしまったなって
甘く考えすぎたと
潔 世一
橘 花蓮
そこに、潔君が通りかかる
潔 世一
星宮 瑞月
潔 世一
橘 花蓮
フラッシュバックのせいか、とても吐き気がする
全てが怖い
頼ることも心配してくれることも
潔 世一
潔 世一
潔 世一
潔 世一
橘 花蓮
私は、潔君の言葉に何処か聞き覚えがあると感じた
第25話、いかがでしょうか?またまた潔の紳士姿が! 今回まじでやばい💦
次回は、いいもの作れるように頑張る😭 次回もお楽しみに
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コメント
2件
Σ\(゚Д゚;)おいおいおいおい… スゥゥゥゥゥ神じゃねぇかよ
潔くん紳士〜!!!✨