テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
やーいずやぽーにぃ
111
虹花 ありさ @て い ふ
15
こと-koto
11
こと-koto
145
リク
クウ
リク
大きい盆に3人分のご飯を抱えてきたのはクウだった
今日の朝ご飯なに、って聞きに行こうと思ってたんだけど…
クウ
リク
リク
クウ
リク
紫髪を揺らしながら答えられたものは、なんとも曖昧だった
少しずつ足を進めて行くと、カイとテーブルが見えてきた
カイ
リク
クウ
リク
カイの喜びの笑みに労う言葉
クウの無表情で毒舌な言葉
どちらも黒と白のように違うが、どちらも受け入れられる
カイの言葉もクウの言葉も、心の奥の優しさから来ていると分かっているからだ
リク
クウ
カイ
呆れたような瞳で2人に見つめられると、クウが喋りだした
クウ
リク
…朝食で肉…重くないか?
ま、大好物だからいいか。
クウは料理上手だし
リク
カイ
クウ
といったところで新たに疑問が浮かび上がる
「材料ってどっから来てんだ?」
その疑問がそのまま声に出る
リク
リク
クウ
リク
クウ
リク
クウ
リク
冷蔵庫に勝手に入ってる…か
てことはここ、誰かが管理してんのか?
部屋も綺麗だし豪華だしな
カイ
うわ、先に言われた
リク
クウ
リク
リク
クウ
カイ
……生贄
生贄???
あ、そうか
……陸の生贄
俺が、生贄
カイが海、クウが空の……
「生贄」
リク
カイ
クウ
リク
クウ
リク
クウ
バサッ、という音と共に、クウが宙を舞った
それと同時に俺は地面を蹴り、走り出した
リク
クウ
カイ
カイ
カイ
……………生贄
ずっと、その言葉が頭から離れなかった
……ん?
おいまて!カイずるいぞ!!
リク
クウ
クウ
リク
リク
カイ
カイ
……生贄達の日常
限りある日常
掛け替えのない日常
前例の無い親友の様な仲の良さで
1人1人を重んじる3人
どこまで続いて行くのか…?
コメント
3件
うわ、このエピソード、めっちゃいいなあ…! 朝からハンバーグとか贅沢すぎるし、クウの毒舌もカイのツッコミも、3人のテンポが絶妙に心地いい。 でも最後の「生贄」って単語が急に刺さってきて、一気に世界観が深くなった感じがした。 日常描写が楽しいからこそ、その裏にある設定が気になって仕方ない。 しかも「限りある日常」って最後の一文がもう……泣ける。次が待ち遠しいです!