コメント
6件
etさん結構鈍感だなぁ yanくんもurに負けないように頑張れ!!
我儘言ってごめんなさいなんですけど、ur×etの短編もみたいですっ!
流月
流月
流月
流月
流月
流月
流月
俺が惚れた生徒会長
〜登場人物〜
yan
et
ur
本編へ三タップ後↓
この世で一番苦手なものと言われたら
迷わず「女子」と答えると思う。
あまり苦手なものも嫌いなものはない。
だけど、女子だけはダメだった。
女子なんて、この世で一番 面倒くさい生き物だ。
そう思っていた____。
etさんに出会うまでは。
yan
ur
et
どうしてこうなったのか
ここに至るまでに少し遡る
etさんに出会ったのは 高校に入学してすぐのことだった
相変わらず高校でも騒がれ、疲れていた
知らない女子に言い寄られ 毎日が憂鬱な気持ちだった。
苛立ちながら人気の少ない裏庭に行った
静かな裏庭に、なぜか水の音がする
気になって音のする方を見た
そこには1人の女子生徒がいた
いつもなら女子がいることに 嫌気がさしてすぐにその場を離れる
でも、今日は違った。
et
鼻歌を歌いながら花に水を上げていて
俺には気づく様子がなかった
et
誰も世話をしない花壇を 笑顔で世話していて
思えばもうこの時には 惚れてたのかもしれない
俺はこの時からこの女子が 気になるようになった。
生徒
et
生徒
et
誰もやりたがらない仕事を 喜んで引き受けたり
et
生徒
生徒
et
生徒
et
生徒
みんなを笑顔にするために動いてる
一番嫌いなはずの「女子」が頭の中を 支配してるというのに
不快だとか、そう言った感情はなかった
むしろ、どうして彼女のことを ここまで考えてしまうのか
気になってしかたなかった
そして____。
yan
クラスメイト
yan
教室でクラスメイトに聞いてみたんだ
あの子を見つけてから1ヶ月
いろんな場所で見かけるのに 学年すらわかってない状態
女子嫌いだもん言ってる手前 男友達に聞くのは躊躇ってたけど
そうしている内に時間が経ってしまった
もう手段は選んでいられない
クラスメイト
1人のやつがそう言った
yan
クラスメイト
クラスメイト
先輩?先輩だったのか?
あんなに小さいのに?
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
好き勝手話しだす奴らに苛立った。
クラスメイト
しまいには、ニヤニヤしながら そんな言葉を投げてきた
yan
yan
でもどうしてこんなに気になるんだろう
またわからないことが増えてしまった
彼女に感じるこの気持ちは 一体なんなんだろう
答えは......まだ見つからなかった
そして、その答えが見つかった日の ことは、はっきりと覚えている。
俺は図書委員になった。
最初の顔合わせのような委員会議
行われる教室について 一番後ろの席に座る
ガララッ/ドア
et
........あ。
あの先輩だ......。
助っ人できてくれた先輩は 俺の目の前に座った
そして、そのまま会議が始まった
先生
その言葉と同時に委員の人たちが 立ち上がり始めた
先生
生徒1
生徒2
どうやら遅刻してきた女子が3人いた らしく、そんな会話が聞こえてきた
先生
先生
et
et
彼女が手を挙げた
だったら、俺も.......。
クラスメイト
結局のこったのは 遅刻した奴らと彼女と俺だけ
当たり前か
俺だって彼女がいなければ とっくに帰ってる
お人よしっていうか
心根が優しいんだろうな
困ってる人がいたら放っておけなさそう
先生
先生
.........は?
先生
にっこりと微笑み、そう言った教師
........最悪
彼女がいるから残ったのに.......。
せめてとっとと整理を終わらせて 図書室の方を手伝いに行こう
そう思い急いで仕事をこなした
資料室の整理を終わらせて 早足で図書室の方に向かった
生徒1
図書室に近づくとそんな 女子の声が聞こえた
後ろの戸から中を覗くと、 3人の女子は椅子に座って遊んでいた
et
生徒1
生徒2
どうやら彼女に全てを押し付けている
もとはといえばこいつらの仕事なのに
et
生徒3
生徒1
彼女より他の3人は3年らしく 強く言えないらしい
俺が助けに入ろうと思った時
et
生徒1
et
et
冷静にそう言った彼女に 目が離せなくなった
生徒3
生徒2
そのまま図書室の仕事を放棄して 女3人は図書室の前の戸から出て行った
俺には気付いてない様子だった
俺はすぐに図書室へと入った
et
et
入ってすぐに見た彼女の顔は さっきとは違い眩しい笑顔だった
yan
et
yan
et
初めて話せた
俺の名前も知っててくれた
それだけで俺は心の中が熱くなった
et
yan
et
yan
多分こんなに女子に丁寧に 接したのは彼女だけだと思う
et
et
yan
初めて話した彼女はとても気さくで 笑顔が眩しい太陽みたい
et
yan
yan
etさんが俺のことを名前で呼んでくれた ことが嬉しすぎて心の中で飛び跳ねた
et
et
et
何も言えなかった
何も返せなかった
でも俺は心の中でetさんに手を振った
etさんはすぐに壊れてしまい そうなほど脆くて
弱くて
儚くて
それなのに凛々しくて
誰よりも綺麗
_______好き
etさんへの気持ちに答えが出た
俺はetさんが欲しい
みんなに向ける愛情を 俺だけに向けて欲しい
自分の感情を噛み締めるように 少しの間突っ立っていた
yan
気持ちに気づいてからは俺は 周りなんかどうでも良く
ただetさんに振り向いて欲しい
ずっとそう思ってた
et
yan
et
生徒
et
生徒
鬼ごっこなんて人と関わることなんて 絶対にしなかったのに
振り向いて欲しい一心で etさんと居れることはなんでもした
yan
et
生徒
生徒
yan
et
et
生徒
生徒
et
俺だけにその笑顔を向けて欲しい
ずっとそう思いながら アピールしてたつもりだった
1学期がそろそろ終わろうとしてた時
先生
クラスメイト
先生
クラスメイト
体育祭の季節がやってきた
体育祭なんてだるいから 適当にお任せで決めてもらおうと思った
クラスメイト
クラスメイト
はちまき交換
そんな噂を聞いた
クラスメイト
クラスメイト
そしてMVP
どうやら体育祭で 一番活躍した人につく特権らしい。
先生
先生
クラスメイト
クラスメイト
先生
先生
yan
yan
先生
yan
やらないつもりだったのにいつのまにか リレーのアンカーになってた
そこからも色々と決められ
俺が出る種目は全部で三つ
選抜リレー
騎馬戦
借り物競走
全部拒否権なしで決められた
やる気なんてなかったけど 俺はある作戦を思いついた
それははちまき交換
それはもちろんetさんと
ただ、はちまき交換なんて いろんな人から誘われるだろう
だから、俺は直々に生徒会室に行く
yan
はちまきなんて交換できた時には やる気が出てるだろう
生徒会室について戸を開けようとすると
中から声が聞こえてきた
ur
et
ur
et
ブチッ
ガラッ/扉
yan
et
yan
多分俺は切羽詰まってたと思う
焦りすぎて大声で言ってしまった
et
ur
yan
ur
yan
そう、この男はずっとetさんといる、 幼馴染の音坂ur
et
et
ur
yan
et
etさんは鈍感
すごく鈍感
yan
yan
ur
et
多分この時の俺はすごく焦ってて urに取られないようにしてた
yan
ur
et
そうして今に至る
体育祭でetさんを落としたい
etさんに気づかせたい
こんなやつに取られたくない
その一心で俺は手をぎゅっと握りしめた
次回でラスト
次回/俺が惚れた生徒会長②