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コメント
2件
桃くんお化け役か〜 続き楽しみです!!
蒼葉 青
______ 肝試し当日
.....正直、僕が行ったところで迷惑でしかないと思う でも
『...... おう、待ってる!』
行けば、百瀬くんがいる。 そのためにって訳じゃないけど、行く理由がちゃんとある。
百瀬くんが浮いてる人をほっとけない性格っていうのは、十分知ってる。 多分クラスでのその対象が、偶然僕だっただけ。
_______それでも、僕は百瀬くんと友達になれるならなりたいし できれば、気を遣われなくなるくらいの関係になりたい。
今日、少しでもそんな関係に近づけたらいいな
そんな期待を胸に家を出た。
蒼葉 青
夏至が近いとはいえ、7時前にもなると山の中はかなり暗い。 昨夜雨だったせいで地面はまだぐちょぐちょで、より一層怖さを増している。
蒼葉 青
ベンチにもたれてぼーっとしていると、奥から人影が見えた。
藤堂 紫
蒼葉 青
確か、この人の名前は藤堂くん。
一軍にいるってタイプではないけど、評議委員をやってて責任感が強くて、クラスを引っ張っていってるリーダー気質で優しい人。
けど、接したことはないから性格までは分からない ....多分、他の人と同じで僕のことはあんまり好きじゃないと思う。
藤堂 紫
_______あれ?思った反応と違う、?
蒼葉 青
藤堂 紫
蒼葉 青
藤堂 紫
蒼葉 青
藤堂 紫
緋野赤くんは、いつも藤堂くんと仲良くしてる人。 同じく接したことないから全然分からないけど、話せる人が増えることはすごく嬉しいことだ。 緋野くんが僕のことを嫌って言うなら、1人で行動すればいい。それは慣れっこだから。
蒼葉 青
モブ(使い回し)
後から来た緋野くんが、意気揚々とジャンケンに参加しに行く。
緋野くんは僕とは真反対な、いつもテンションが高いクラスの中心的な存在の元気っ子だった。 僕がグループになることも、軽くOKしてくれた
緋野 赤
藤堂 紫
緋野 赤
蒼葉 青
3人組で動くようになって、ふと百瀬くんのことを思い出した。 そういえば、まだ一度も姿が見えない。ということは........
蒼葉 青
一緒に回ることなんて期待してなかったけど、会えないのは少し寂しかった。
蒼葉 青
そんなことを考えながら、カバンの中に入れていたラッピング袋を握りしめた。