♪━━━━━━━━プツン…
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
放課後 下校のチャイムにも気づかず 誰もいない教室で2人 距離を保ちながら、題名も分からない音楽を聞く
さとみ
ころん
聞いていたのかもわからない音楽が終わった
ころん
ころん
ころん
死にたい
どうして僕はこの世に生まれついたのだろう 誰も必要とされないならこの世にいる意味が無い 僕は、一体何者なのだろうか 息をするのも苦しい
さとみ
さとみ
さとみ
きっとそうだ この世界は僕の生きる場所ではない
そう思うしかなかった
さとみ
『 誰からも必要とされないから 努力ができないから 愛されないから 感情がないから』
さとみ
ころん
死にたい。 けど、 死ぬのが少し 怖いんだ_____.
ころん
君は小さく息を吸った
さとみ
なんて言ったことないよ。
さとみ
それが君が望んだことならば
俺は止めたり否定したりなんてしないよ
さとみ
さとみ
どうしてそんな泣きそうな顔をするの?
さとみ
ころん
さとみ
誰の邪魔も入らないよ
ガラガラガラガラ…
窓を開け、外を見る君。
ここは高いから、風がよく吹いてる……
さとみ
ころん
彼はゆっくり振り返った
さとみ
”くやしいよ”━━━━━━━━
ポタッ
君は泣いていた
さとみ
さとみ
こんな世の中の為に…… 自分を”殺す”のか…?
ころん
さとみ
世の中がお前を殺すんじゃない
お前が、自分を殺すんだ……
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ビュー
彼は後ろ向きに倒れていった。 窓の外に…
ころん
ガシッ!
君の手を空中で掴んだ
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
え………?
さとみ
涙…
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
ころん
ころん
君は、僕が死ぬことを”悔しがって”くれた そんな人初めてだよ…
死ぬのが怖いと思ったのは __もう二度と君と一緒に居られなくなる___ そう思ったから。
ころん
ころん
さとみ
死にたいなんて言いながら
君には死なないで、 なんて…
僕もやっぱり矛盾だらけだ。
これは君を好き とか そういう話ではない。
今すぐにでも死んでやりたい。
でも、
”君”がここにいるなら、
この世界もまだ…
”捨てたもんじゃない”_____.
ころん
こうして僕らはまた
名もない曲を歌い続ける____.
なるちゃ
相談乗りますよ☺️
無理せず、溜め込まずにね。