女研！

まちこside

私には好きな人がいる

今私の隣で寝てる人

でも、彼は彼女が出来たらしい

私とは身体だけの関係だ

でも、この気持ちをどうしても抑えられない

せんせー

貴方が好き

あぁ、貴方がこうやって、私の部屋で、私のベットで寝るのも最後になる

私は今日

とある決断をしたのだ

あぁ、なんて愛おしい。

貴方が私の名前を呼んでくれる度凄く胸がいっぱいになる

こんな何気ない会話も最後かな

本当は話したくないけれど

話さなければ

ならないの

せんせー

そんな顔ずるいよ

私を諦めさせてよ

飽きる？

そんなことあるわけがない

そんな曖昧な言葉を残して

君はドアを開ける

なんて強がったけど

玄関のドアが閉まる音がした時

その場から崩れ落ちた

せんせーside

あ、起きた

？！

…

なんだよあの可愛い生き物

てか、なんか

言ってたよな？

なんだったんだ？

俺の心配してくれんのか

優しぃなぁ

まちこのご飯上手いんだよな

今まで優しかった君の視線が、急に冷たくなった

え？

なんだ、

この関係が嫌になった？

それとも

そんなふうに笑う君が凄く愛おしくてたまらない

話す時に伝えよう

俺がまちこが好きなこと

あ

そうか

まちこは、「すきなひと」ができたのか

俺はもう必要ないのか

わかった

俺がまちこを背に歩き出す

なんでそんなに悲しそうな声なんだよ

戻ろうと思った

でも、身体が動かなかった

少し意地を張っているようなバイバイを聞いて

部屋から出て言った

ッ…

ぅぅぅ…ッ

またいつかな…

いつでも待ってるからな

せんせーが

まちこが

幸せなら

俺は

私は

喜んで別れを告げよう

いつかまた会えた時に

笑顔で会えるよう

ずっとこの思いは…

心の中に…