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のあさん死んじゃうのかぁ…後悔されたくないからって悪い子を演じるのあさん優しい♡
医者に告げられた
"ガン" だと
私は現実を受け入れることが できず
廊下で 診察室を見つめることしか できなかった
これは 余命1年と言われた私が
みんなから嫌われて 後悔させないようにさせるため
悔いなく最期まで演じる 私の物語
『死ぬまで演じる』
母親
医者
私の名前は 東雲のあ
3週間前から 急な目眩に襲われたり
時々吐いたりしていた
最初は風邪だと思い 放置していたが
3週間前は長すぎる、 ということで
近所の小さな病院へ向かって 診察してもらった
だが、なぜか 大きめの病院を勧められ
医者の言葉を信じて 行くことに
レントゲンを撮っていただいた
どうやら身体のあちこちに 怪しい影が見えるらしい
そして検査していただいな 結果は
ガン
そう、診察室から 微かに聞こえた
何分後かして お母さんが診察室から 出てきた
母親
na_
na_
母親
お母さんは今にでも 泣きそう
目が少し赤くなっていっている
母親
na_
na_
母親
無事泣かずに家に帰ってこれた
母親
母親
na_
na_
母親
私よりお母さんが 悲しんでる姿を見て
na_
私は頷くことしか できなかった
na_
ボフッ
自分の部屋のベッドへ 飛び込む
目元が徐々に 暖かくなっていく
na_
na_
病院では泣かなかったが
自分の部屋はなぜか 落ち着いて
最初はじんわりと 涙が出ていたのが
今では大泣きで 布団に涙が染みている
na_
私には友達がいる
11人の 大切な友達
na_
死ぬくらいなら 嫌われちゃおっかな
愛されて死んで みんなに後悔されたくないし
余命に制限があるって 知った私の友達は
私を特別扱いしてくれるだろう
私は今のこの関係が 好きだ
だから特別扱いなんて 求めてない
隠して残りを生きて
死んだ時後悔してほしくない
だから
私は"悪い子"を 演じる