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ピピピッピピピッ

聞き慣れたアラーム音が 私の耳へ入ると共に 開眼した

na_

んーーっ

いつもと変わらない朝… のはずなのに

今日はなんだか 随分と気が重い

na_

うっ、

また来た、急な頭痛

これがガンの 原因でもあるらしいけど

ベッドの隣にある薬を 取り出し口へ放り込んだ

na_

お母さん、おはよう!

母親

あ、おはようのあ

母親

朝ごはんとお弁当机に置いてあるからね

na_

うん、ありがとう!

母親

じゃあ仕事行ってくるね、

na_

行ってらっしゃい、!

これは毎朝私たちが している会話

テンプレートでもう 決まっているような感じ

でも、今日のお母さんは 元気がないように感じた

na_

いただきます

朝ごはんは いつもの味

でも、この味が 私は大好き

na_

んーーっ

外に出て日光を浴びながら 背伸びをする

伸びている感覚が とても気持ちいい

rn_

あれ?のあさーーん!

na_

えっ

話しかけてきたのは 『清水 るな』

私の大切な友達

だからこそ 嫌われないとだから

今日は無視しとこ

na_

rn_

…?

追いつかれないように 駆け足で走った

どのような態度を みんなに取ればいいのか

それはもう決まっていて

無視、驚愕、暴言

といったところ

na_

(最低だな、笑)

ガラガラガラガラ

モブ

あ、のあちゃんおはよー

na_

あ、おはようございます

モブ

そろそろ敬語外してくれてもいいのにー笑

na_

慣れないんですよねぇ、笑

この子は所詮

私の中では モブだと思っている

もちろん友達だけど、 メインはあの子達だから

嫌われるのは あの子達だけでいい

モブ

〜ーっ!

na_

ー〜?笑

先生

ここは〜ー、

1限目、 数学の先生が解説を しているが

ダラダラと話されて 眠気が襲いかかる

na_

私はチラッと 窓の外を見た

うりさん…私の友達の クラスが偶然にも 体育をしていて

楽しそうだなぁ…と みんなに気づかれない程度に 微笑んだ

2

3

4

na_

やっっっ…とお昼だぁ

みんなに見つからないように、 早めに空き教室へ 避難しよう

と思っていた矢先…

yan_

のあさーん

yan_

いつメンで昼飯食べよー!

na_

?!

こんなに早く来られたら 逃げ道ないじゃん!

na_

ごめん、今日は一人で食べるっ!

yan_

え?あ、ちょっと!

na_

はぁ、はぁ…

地味に遠い理科室へ 避難した

ただでさえ体力が ないのに調子乗って 走るから…!

na_

あ゛がっ?!

急な目眩に襲われ 目の前が眩む

やたらと心臓がうるさく 私の体内はカオスな 状態に陥る

na_

(薬…!)

薬のビンを手に取り 口内に取り込み 唾液で溶かした

na_

はーーっ、

やっぱ薬ってすごい…!

痛みと目眩が急に 落ち着き

精神が安定した

na_

お昼ご飯〜!

お弁当をパカッと開けると 私の大好きなオムライスが 最初に目に飛び込む

na_

やった!オムライスだ!

幸せいっぱいの気分で お弁当を頬張る

na_

おいしー、

でも1年後には 死んじゃうのか〜と 考えると

自然と涙が出てきた

死ぬまで演じて恋をする

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コメント

1

ユーザー

悲しいお話...😢

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