紗夜
はぁ、今日もか
紗夜
いつまで外に出られないんだろ
母
どうしたのよ
紗夜
なんで私外に出られないの?
母
それは...貴方が13歳になったら教えてあげるわ
母
じゃあご飯の準備するわね
ガチャっとドアが閉められた
紗夜
なんでなの?
紗夜
なんで私は...
紗夜
はぁ...
紗夜
美桜どうしてるかな
と、私はいつも通り ベットの上で考えているのだった
女子
みーおちゃん!
美桜
わっ!どうしたの?
女子
ねーねー、私紗夜ちゃん休んでる理由知らないんだけど知ってる?
美桜
うん、知ってるよ
女子
教えて教えて!
美桜
紗夜はね
よくわかんないんだけどウイルスに
かかってるんだって!
よくわかんないんだけどウイルスに
かかってるんだって!
女子
どんな?
美桜
それはよくわかんないんだよね
女子
そうなんだ、ありがと!
美桜
いいんだよ!
紗夜
(なんで、なんで私は!)
紗夜
いっその事
出てやる
出てやる
紗夜
出てってみせる!
紗夜
┃・)ジィー
紗夜
いない
紗夜
今日は会社かな
紗夜
よし
紗夜
でも、なんで出ちゃダメなんだろう
紗夜
違和感もないのに
そう思ってたその瞬間だった
紗夜
うわっ?!
紗夜
滑る滑る!
紗夜
危なかった...
紗夜
あれ?
なんでここだけ氷?
なんでここだけ氷?
紗夜
まぁいいや公園行ってみようっと
紗夜
ってうわぁ!
ゴツッと頭が打たれた音がした
紗夜
痛い...
紗夜
なんで?おかしいよ
紗夜
だって、さっきここは氷なんて!
紗夜
ん?
紗夜
あれ?もしかして
私が歩いた所だけ氷に?
私が歩いた所だけ氷に?
紗夜
いやいや!そんなアニメでありそうなことがあるわけ...
紗夜
(いや、そうかもしれん)
紗夜
え?あ、え?
紗夜
もしかしてお母さんが出ちゃダメって
言ってたのって
言ってたのって
母
紗夜が氷出せるなんて知って欲しくもないからね
父
だから出さなかったのか
母
そうなのよ
紗夜
って感じ?
紗夜
え、ええ...
紗夜
嘘...もう、美桜ともみんなにとも
紗夜
会えないの?
紗夜
嫌だよ、そんな事って...
紗夜
誰か、助けてよ...
キキーッ!
紗夜
え?
紗夜
車?
紗夜
嘘、動けないよ?
紗夜
ぁ...
急に目の前が暗くなった
女性の声
男性の声
あれ?この声は美桜?
そんな事を思っているうちに 意識は遠ざかっていった