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デビルズパレス 医務室
ユーハン
…ルカスさん！！
ルカス
おやおや、ユーハンくんじゃないか♪
ルカス
……って、その子は？
ユーハン
…私…の弟…です、
ルカス
……！
ルカス
…ユーハンくん、弟くんをベッドへ、
ユーハン
……はい、
ユーリンをベッドの上に寝かせる
ユーリン
……
ユーハン
…ユーリン…。
ルカス
………うん、
ルカス
命に別状は無さそうだね、
ユーハン
…！
ユーハン
……そう…ですか、、
ルカス
……ねえ、ユーハンくん、
ユーハン
…はい？
ルカス
その……ユーハンくんの家族は皆処刑されたって聞いていたんだけど…
ユーハン
……あぁ…どうしてユーリンが生きているか…ですね、
ルカス
……話してくれるかな、？
ユーハン
…はい、
ユーハン
私達は軍に入る時
ユーハン
何かあっては困るから…
と他人のフリをして軍へ入隊致しました。
と他人のフリをして軍へ入隊致しました。
ユーハン
私はそのまま
シノノメ･ユーハンとして、
シノノメ･ユーハンとして、
ユーハン
ユーリンは
ユーハン
アサグモ･メイリンとして
ルカス
……サルディス家を騙していた、
ユーハン
……ええ、なので私の家族が処刑される時もユーリンは生きていた。
ユーハン
……ということだと思います。
ルカス
……なるほどね、
ルカス
( それじゃあこの傷は残党にバレたって事かな… )
ユーハン
……ユーリンが生きていてよかった…
ユーリン
……
ユーリン
……ぁ…に…
ユーハン
……！！
ユーリン
……あにうえ…、？
ユーハン
ユーリン…ｯ！！
ｷﾞ ｭ ｯ … ！！
ユーリン
な、んで……？
ユーハン
なんでじゃありませんよ…
ユーハン
私は生きています……。
ユーリン
…あにうえが…いきてる……？
ユーハン
ええ、生きています…
ユーリン
…ｸﾞｽｯ…あにうえｯ……泣
ユーリン
ぼく、ボクｯ……泣
ユーハン
……ユーリン…
…生きていてくれてありがとう…
…生きていてくれてありがとう…
ルカス
…ふふ、
ルカス
ユーハンくんが泣くなんて珍しいね、♪
ユーハン
…泣いていませんよ……！
ユーリン
えっと…あなたは…ルカスさん、？
ルカス
…おや、私の名を知っているんだね、♪
ユーリン
…令嬢方に人気なお方なので、
名前は知っております。
名前は知っております。
ユーリン
( という事は此処はデビルズパレス… )
ルカス
……ふふ、本当に2人は兄弟なんだね
ユーハン
ええ、私の大切な弟です。
ユーリン
はい、ボクの大切な兄上です。
ルカス
( 微笑ましいな )
ルカス
あ、そうだユーハンくん
ユーハン
……はい？
ルカス
ユーリンくんを悪魔執事に迎えないかな？
ユーハン
……え、
ユーリン
悪魔執事に？
ルカス
ユーリンくんはユーハンくんと同じ絶望を抱えてるでしょ、？
ユーハン
…で、ですが……
ユーハン
命を落とす可能性が…
ユーリン
……ボクはやりたいです
ユーリン
だって、執事になったら兄上とずっと一緒にいられるのでしょう？
ユーハン
……でも…、、
ユーハン
私はユーリンに生きていて欲しいです。
ユーリン
ボクは兄上の弟だよ、
ユーリン
兄上が行けたならボクも行けるよ。
ユーハン
………そう、ですね、
ユーハン
…私の弟ですから
ユーリンは大丈夫…ですね、
ユーリンは大丈夫…ですね、
ルカス
ふふ、それじゃあ……
ユーリン
はい、悪魔執事に立候補致します
ルカス
じゃあベリアンに伝えに行かないとね、♪
ルカス
2人は…此処でお話しててよ
ルカス
感動の再会でしょ？♪
ユーリン
……
ユーハン
……
ユーハン
ユーリン。
ユーリン
なぁに兄上？
ユーハン
…ふふ…呼んだだけです、♪
ユーリン
な、兄上の意地悪！
ユーハン
……ふふっ、笑
騙される方が悪いんです、笑
騙される方が悪いんです、笑
ユーリン
んふふ、笑
ユーリン
あ。そういえば兄上、
ユーハン
はい、？
ユーリン
呼んだだけ、笑
ユーハン
……メイリン！
ユーリン
あ、メイリンって言った~！
ユーハン
……あ、
ユーリン
ボクはユーリンなのにな~、
ユーハン
…ええ、ユーリン…。
もうメイリンと呼ばなくて良いんですね…
もうメイリンと呼ばなくて良いんですね…
ユーリン
……うん、
ユーリン
兄上、
ユーハン
…なんですか、次は騙されませｯ…
ユーリン
生きていてくれてありがとう。
ユーハン
え。
ユーリン
ふふ。
ユーハン
……ずるいですよ、ユーリン。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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