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私はいつも彼らの幸せを願う

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私はいつも彼らの幸せを願う

18 - 私はいつも彼らの幸せを願う18~過去 中編~

♥

200

2021年11月24日

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四年後

幼い姫楽

ルンルン🎵

ふふっ

楽しそうだな姫楽!

幼い姫楽

だって、久しぶりのお出かけだもんニコ

ーーーッ!(うちの子はなんて可愛いの//)

ヴッ(まじうちの子天使すぎだわ//)

幼い姫楽

お父さん?お母さん?大丈夫?

もちろん

平気さっ!

あの日

私が

出掛けたいなんて言わなければ

あの優しい人たちは

ブーーーーん

キキーー

通行人

あっ!危ない!

幼い姫楽

ん?

姫楽!!

姫楽危ない!!

ドンッ

幼い姫楽

んー(;>_<;)

幼い姫楽

((パチッ

幼い姫楽

お父さん?お母さんどうしたの?

姫、楽

無事、でよかった

幼い姫楽

へ?どうして…血なんて‥でて…るの?

姫、楽よく、聞いてくれ

あなたは強い子でいい子だからハァハァ

きっと大丈夫、1人でも生きていけるヴッハァハァ

幼い姫楽

なんで、そんなこと?((涙目

‥帰った、ら机の引き出しみて、ねハァハァ

おれたちは

これからもずっと

"愛してる"

幼い姫楽

わ、私も愛してるよ?

幼い姫楽

ねぇ、最後って?ポロポロ

幼い姫楽

私、まだ…‥お礼‥言えてないよ?ポロポロ

幼い姫楽

まだ、みんなで、過ごしたいよ?ポロポロ

幼い姫楽

私を、1人にしないで?ポロポロ

通行人

もう、救急車呼んだから

通行人

お嬢ちゃん大丈夫だからね?

通行人

ーーー

ピーポーピーポー

あの日二人は死んだ

私をかばって

車にひかれた

犯人は逃亡したそう

それから、二人に言われたように

机の引き出しを見た

分厚い手紙だった

私との思い出

将来について

そして

"私が多くの人から命を狙われていること"

現実にもどり

三ツ谷

は?

千冬

え?

真一郎

…‥

三ツ谷

命が、

千冬

狙われている?

姫楽(きら)

そう…

姫楽(きら)

…私を捨てた母親、そして父親のどちらもあまりいい性格ではないらしい

姫楽(きら)

もっと、言うとカジノ、薬、暗殺…そして人身売買など

姫楽(きら)

裏でやっていたというものの全てをトップとして仕切っている

姫楽(きら)

だから、いろんな人から恨まれている

姫楽(きら)

…恨んでいる人は数えきれないほど

姫楽(きら)

そして、その腹いせに娘である私を苦しめようとする人たちがいる

姫楽(きら)

…拾ってすぐに私を調べて2人はこの事実を知った

千冬

そんなのッ!

三ツ谷

姫楽はッ、何も悪くないのにッ!

姫楽(きら)

…ううん、仕方のないことなのよ

姫楽(きら)

…それによく言うじゃない?

姫楽(きら)

…子どもは親を選べない…ってね

姫楽(きら)

だから、これは仕方のないことなのよニコ

真、三、千

~ッ!(仕方ないことなんかじゃないだろ!)

姫楽(きら)

…私の両親は人を苦しめているなのに娘の私は…のうのうと生きて‥いるのだから

真一郎

でも、それは"結果"だろ?

姫楽(きら)

そうね…でも…

姫楽(きら)

いや、きっと恨む人にとって過程はどうでもいいと思っているのよ

姫楽(きら)

結局、私はその人たちが感じることができなかった幸せを知って、過ごしたのだから…ニコ

姫楽は寂しそうに笑った

真、三、千

~ッ!

姫楽(きら)

…だからこそ許せなかった

真、三、千

姫楽(きら)

あの日の突っ込んできたトラックは…ッ

姫楽(きら)

私を狙っていたからッ

真、三、千

!?

千冬

え?

三ツ谷

…本当に?

真一郎

…‥

姫楽(きら)

…‥間違いないはずよ

姫楽(きら)

あの時、ずっと私をつけていたから

真、三、千

!!

姫楽(きら)

…まさか、殺そうとしてくるとは思わなかったけど(笑)ニコ

千冬

け、警察には?

姫楽(きら)

…もちろん、言ったよ?

三ツ谷

なら!

姫楽(きら)

でも、6歳の女の子の証言は信用に値しないと言われたわ

真一郎

ッ!

姫楽(きら)

…ひどいものよね

姫楽(きら)

私は、見たものをそのまま口にしただけなのに…

真、三、千

~~ッ!

姫楽(きら)

私は許せなかった

姫楽(きら)

殺した犯人を…恨んだ

姫楽(きら)

(そして、そのきっかけを作った自分もね…)

姫楽(きら)

…でも二人の手紙にね?

手紙の内容

きっと、あなたは優しいから殺した人を恨んでしまう…

でも、そんなことしないでほしいんだ

殺した人にも、その人なりの思いと事情があるはずだから

だから、どんなことがあっても恨んではいけないんだ

それに、恨んだっていいことないからな

だから、これは俺たちからの最後のお願いだ

私たちがいなくて悲しくても、あなたはとても優しくていい子だからきっと助けてくれる優しい人が現れるから

きっと、大丈夫だ

それにね?

きっと、俺たちが死んだら悲しんでくるだろう

でも、私たちはあまり姫楽の悲しそうな顔‥見たくないな

姫楽は笑顔が似合う!

きっと、成長していったらもっと笑顔の似合う子になるよ

お父さんもお母さんも

あなたの笑顔を見ると安心するの

姫楽には笑顔でいてほしいな

ごめんな、長くいてやれなくて

でも、私たちはずっと貴方の味方で

ずっと見守っているよ

そして、今もこれからも愛してるよ

だから、

生きて!

きっと、今は辛くても未来はいいものになるはずだから!

生きていたらきっと良いことがあるはずだから

だから、どんなに辛くて悲しくても

生きることを諦めないでほしい

姫楽(きら)

…これが、両親の残した最後の言葉‥だった

姫楽(きら)

だから、私は恨まない

姫楽(きら)

いや、恨んではいけないの

姫楽(きら)

2人がくれた最後のお願いを破ることになってしまうから

姫楽(きら)

その後…

回想

二人とも親戚がいなかった

もちろん私にもね

そのため私は施設に行くことになった

どうやら、そこでの私の印象はよくなかったらしい

誰も私と仲良くしようとしず

いじめのようなものが始まった

無視はもちろんのこと、物が失くなることなんて日常茶飯事

大人でさえ、グルだった

ひどい日では一週間ご飯をもらえなかった

それが数ヶ月続くと

私は引き取られた

私はいつも彼らの幸せを願う

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