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ドアを開ける
白いカーテン、白い部屋、
シンプルだけど、それは君を美しく見せるものだった
外を眺めていた君は、ゆっくりとこっちを見ては
優しい声で、俺の名前を口にする
りもこん
声を聞くだけで、安心する
りもこん
ふうはや
そして俺たちは今日も君に
色を教える
りもこん
とのんきに言っているけど
どこか寂しそうに感じる
そんな君の言葉を聞くのが日課だった
そして色が見えない君はまた空を眺める
どんだけ好きなんだよ⋯
そして今日も綺麗で色鮮やかな空だった