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目を覚ますとリビングだった。

結構綺麗なとこね…

私ここに住んでたのかしら?

誰かの足音。

40代くらいの女性が入ってきた。

この人が母親…?

母親?

無言で朝ごはんを作り始めた。

時計を見ると午前6時。

何よ、なんかしゃべりなさいよ

こんなんじゃ分かるわけないじゃない

途方に暮れているところに 着信があった。

ん?

通話終了

通話
05:03

通話中

天使

いや〜申し訳ないです〜

何がよ

てか携帯は使えんの?

天使

私との連絡のみですが〜

天使

あと、細かいルールを伝え忘れてたので〜

細かいルール?

天使

あのですね〜

天使

あなたが思い出せるのはあなたの死に関係することだけです〜

天使

逆にそれをヒントにしてください〜

分かった。

そんだけ?

天使

いいえ〜

天使

3回だけ、私に電話をして質問が出来ます〜

天使

今回は私からかけたのでノーカンにしてやろうです〜

敬語が崩壊してるわね。

それもわかったわ。

で、私は誰なの?

天使

電話番号をお確かめの上おかけ直しください。
ツーっツーっツーっ(口で言う)

あん?

マジで切りよったわ

3回か〜

母親らしき女性は 朝ごはんを食べ始めた。

飯食ってる中年を見たって
何も浮かばんわ

まずはこの家を見て回ろうかな

階段がある。

2階を見に行ってみよう。

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