私はうっかりして出ていた小石につまずいてしまった。
美咲
きゃっ
がしっ
先輩らしくない大きな手が、私の手を包み込む。
早乙女先輩
大丈夫?派手に転びそうになったよ!
美咲
あ、いえ大丈夫です!
早乙女先輩
そう、良かった!
美咲
...はっ!
早乙女先輩
ん?
まだ手を繋いだままだった。
美咲
あ、あの、
美咲
...離してください…///
早乙女先輩
やだー
美咲
えっ
早乙女先輩
このまま一緒に行こ?
美咲
へっ?
みるみる顔が熱くなっていく。
早乙女先輩
離さないぞー
恥ずかしくて何も言えなかった。
学校到着
女子達
早乙女くーん!
早乙女先輩
おー、どうした?
先輩と同じ2年生の女子達だ。
女子達
朝練頑張ってねー!
早乙女先輩は、すぐに私から手を離して女子達と話し始める。
ズキッ...
美咲
なんかモヤモヤする...
第4話に続く。