彩
…正直
そんなに驚かなかった
記憶はないのに 何故か言い切る事が出来た …段々と思い出しているのだろうか
レオ
話そうかな。
レオ
アリサ・マーガトロイド
レオ
アリサ・マーガトロイド
彩
どうしたんだろう… アリサさんが怒っている様な…
アリサ・マーガトロイド
アリサ・マーガトロイド
取れませんからね)
アリサ・マーガトロイド
という言葉を聞いた事がありマス
レオ
彩
レオ
彩
私は言われるがまま 部屋の中央に立つ
アリサ・マーガトロイド
アリサさんが一冊の本を 手に持って来る
彩
レオ
レオは答えてくれない
アリサ・マーガトロイド
彩
アリサさんは持っていた本を 機械の様なモノの上に置く
アリサ・マーガトロイド
その瞬間 私の視界が グニャリと歪む
彩
レオ
彩
ここ……外………?
彩
あの部屋に居た筈じゃ…
アリサさんの姿が見えない
彩
レオ
今回のはそんなに難しくないし
彩
…さっきからレオの言ってる事が ちんぷんかんぷんで訳が分からない
レオ
向こうから歩いて来る
少年を助ければ良いんだよ
彩
ちゃんと説明して。
レオ
レオ
役割…?
男の子
どこ落としちゃったんだろ…
向こうの方から 小学生くらいの男の子が歩いて来る
レオ
彩
レオ
彩
レオ
彩
彩
男の子
家の鍵落としちゃってさ…
彩
レオ
彩
男の子
男の子はレオを抱き抱える
レオ
早く放すように言って!
彩
彩
みたいだから放してあげて?
男の子
レオ
彩
猫が喋るのって普通なの⁇
レオ
居る人にしか聞こえないよ
彩
男の子
猫と話せるの?
彩
彩
いつもこんな感じだから!
男の子
レオ
仕方ないでしょ…!
彩
落としちゃったんでしょ?
彩
男の子
男の子
父さんが帰ってくれば
鍵開けてくれるだろうし
男の子
彩
男の子
彩
良いんじゃ…
男の子
トイレ行くのも億劫なんだって
男の子
彩
男の子
あと3時間もすれば父さんも
帰って来るし、それまで
友達と遊んでくるよ。
彩
レオ
彩
男の子
レオ
鍵を見つけて帰るんだ。
レオが真剣な目でこちらを見据える
彩
男の子
彩
落としたままじゃ
色々と危ないし…
彩
男の子
男の子
彩
男の子
感謝してるの?
彩
それにしても、どうしてレオは…
彩
どこで落としたのか知る為に
今日の朝からの鍵の場所を
思い出して見て!
男の子
男の子
右ポケットに閉まってて
男の子
男の子
男の子
彩
彩
男の子
男の子
男の子
男の子
鍵がない事に気付いて
男の子
登下校の道も見て来たのに
どこにもなかったんだ
彩
男の子
男の子
ちゃんと探したから!
彩
男の子
男の子は今にも泣きそうだ
彩
私が見つけるから!
男の子
彩
レオ
彩
レオ
彩
何で…?答えを教えてくれないの?
レオ
彩
そういえば…ちょっと寒いかも
でも、それが分かったからって…
男の子
彩
男の子の手…真っ赤だ…
彩
マフラーも手袋もしてないね
男の子
彩
男の子
男の子
時間無かったから
ポッケに入れてたら
先生に注意されて────
男の子
彩
男の子
カバンに突っ込んだ!
男の子
男の子はランドセルを下ろして 中を探し始める
男の子
男の子が手袋を持ち上げると…
ジャラ
鍵がコンクリートの上に落ちる
男の子
彩
レオ
男の子
おねーちゃんありがとう‼︎
彩
少し走った後男の子が振り返る
男の子
彩
レオ
彩
彩
私がそういうと 男の子はニコッと笑う
男の子
彩
レオ
彩
レオ
彩
彩
レオ
彩
私はレオの指差す方を見る
男の子
あ、さっきの…
母親
男の子
寝てなきゃ駄目じゃん…
母親
おやつ位、作ってあげた───
バタン
え⁉︎
母親が床に勢いよく倒れる
母親
男の子
母親
男の子
男の子
男の子
彩
レオ
彩
あんなに笑顔だったのに…
レオ
彩
レオ
少しずつ体を蝕んで…
彩
レオ
"後悔の記憶"だよ。
彩
レオ
父親を待ち続け
家に入れた頃には
母親は息絶えていた
レオ
母さんを助けられたかも」
レオ
人間は大きく傷付くものさ
レオ
その可能性は消えたんだ
彩
彩
レオ
レオが何かを言い掛けたが 再び口を閉じた
正直、今の私には
その"正論"を受け止める余裕がなかった
彩
レオ
彩
レオ
帰ったらちゃんと説明する
彩
レオ
僕たちの役割を、
彩
レオ
彩
彩
序章 END






