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ゆり
こうじ
ゆり
こうじ
ゆり
いつも君は電話に出てくれる。 毎回毎回出てくれるから 微かな期待を抱いてしまう。
もしかしたら君も 俺からの電話を 待っているんじゃないかって。
こうじ
ゆり
こうじ
ゆり
君は流すのが上手いんだ。 俺が勇気出して 絞り出した言葉も 舞い散る花びらのようにかわすんだ。
でも悪気がないから その振る舞いに 美しささえ感じてしまう。
ゆり
こうじ
ゆり
君はまたそういうことを言う。
もう距離が近すぎて 俺を男としてみてくれてないのは わかってる。
…わかってるけど そんなこと言われたら また君を諦められなくなるんだよ。