kr
きんときッ.....起きてよッ......
kn
.....スー...
kr
なかむ、待ってるよッ.....?
kr
だからさッ.....起きてよッ......
kr
俺、もうやだよッ.....
kr
みんなが傷つく所、見たくないよッ.....
kr
きんときッ......
kr
お願いッ.....起きてッ.....
kn
.......
数年前....
nk
ぅ"、ごぇなさッ.....(ポロッポロッ
母親
うるさいッ!!
母親
あんたは無能なんだから黙れッ!!
nk
ぁ"ぅ、.....(グスッ
路地裏らしき所から、大人の怒鳴り声と子供の泣き声が聞こえる
kn
.....あの、大丈夫ですか?
母親
あ?なによあなた
nk
ひっ.....ぁ、っ、ぅ"
子供は怯えながら頭を手で守っている
すぐに、虐待だと気づいた俺は その子を担ぎ、警察へ通報した
nk
おにいさん.....だれなの、?
kn
えっと....俺はきんとき!
kn
君の名前は?
nk
ぇ、ぁ、なか、む......です
kn
なかむかぁ、いい名前だね!(ニコッ
なかむは、表情が少し明るくなり 俺に問いかけた
nk
なんで.....たすけて、くれたの?
kn
んー.....困ってそうだったから?
nk
おにいさん.....ヒーローみたい!✨
なかむは目を輝かせて言った
kn
そうかな?笑
nk
ぼくもヒーローになる!
nk
それでね!いつか、みんなを守る人になるの!
kn
そっかぁ.....
nk
おにいさんもいっしょに、みんなを守ろうね!
kn
うん(ニコッ
nk
やくそくのゆびきり!
kn
はい、ゆびきりげんまん〜♪
nk
ゆびきった!
nk
んへへ笑
kn
.....スー...スー
衰弱した男の手が
ぴくりと、一度動き
結局、大きな変化はなかった
けど、"彼"は確かに言っていた
kn
......なかむ







