辺りがシーンとしている.....。
恐る恐る目を開けると、大きな満月と 漂う海... そして1人の美しい少女が隣にいた。
蘇芳
詩音
蘇芳
詩音さんて
呼んでいいか
悩んだんだ!!
詩音
ですって...
て、気持ち悪いわ
蘇芳
蘇芳
詩音
詩音の飛び切りの笑顔に、俺は固まる。
詩音
蘇芳
詩音
巻き込んでしまったわ
蘇芳
詩音
私の色々な思い...
あの悪霊...ううん元は
人だった彼ら
詩音
巡りあった
詩音
憎悪の感情だらけだった
けど...
詩音
除霊されてホッとした
人もいたわ...だから
蘇芳
詩音
蘇芳
詩音
呼んで?
蘇芳
詩音
蘇芳
詩音
17だけど
4年眠り続けたから
詩音
蘇芳
そうだよな
詩音
詩音
だったの
小さい頃からお嫁さんに
なりたかった
あの病院は家族でお世話に
なっていたし
詩音
詩音
詩音
詩音
詩音
してみたかったな
蘇芳
詩音
結構...
気に入ってたのよ?
蘇芳
詩音
普通に話せるじゃない
蘇芳
いつの間にか、詩音の輪郭がボヤけてくる....。 とても、悲しそうな笑顔とは裏腹に 涙が頬を伝う。
蘇芳
蘇芳
あの世とか、天国とか
あるか、わかんないけどさ
蘇芳
そっちに行ったらさ
蘇芳
乗せてやるから
詩音
蘇芳
それまでに...はさ
詩音
詩音
待ってる
蘇芳
詩音
どんどん....詩音の体が透けていく.....。
蘇芳
詩音
その先の言葉
言っちゃダメ
透けかけているが、詩音の冷たい指が俺の唇に触れ、言葉を遮る。
詩音
言霊も操れるように
なっているわ
だから、その言葉は
言っちゃダメ
詩音
.....
離れたくなくなるから
詩音
蘇芳....
詩音の目から、涙が止まらない。 その寂しげな笑顔を...俺は忘れる事は 出来ないと思う。
蘇芳
両手を広げ詩音を抱き寄せる前に... 詩音は消えた。
菖蒲
蘇芳
辺りを見回すと、あの教会の長椅子にまさかの、菖蒲の膝枕で寝かせられていた......。
いつもなら、( 'ω')ギャァァァァァァて 悲鳴あげるだろうけど、今はそんな気分になれない。 そのままの状態で俺は聞いた。
蘇芳
菖蒲
ねじれは治って
悪霊も消えていた
蘇芳
菖蒲
目を覚ましてな
菖蒲
信じてくれて
あの叔父夫婦が
自供したのも確かだから
って
菖蒲
逮捕されて
今頃、事情聴取されてる
だろう
蘇芳
菖蒲
俺達の事話さず、上手くやる
から大丈夫て
自信満々で、任意同行されて
行った
蘇芳
頼もしいな笑
菖蒲
蘇芳
菖蒲
蘇芳
蘇芳
蘇芳
名前笑
蘇芳
行ったよ...
蘇芳
綺麗な場所でさ
さっき話したんだ
菖蒲
蘇芳
蘇芳
菖蒲
蘇芳
涙腺が崩壊したみたいだ。 天井が滲んで見えない。 膝枕されたまま、泣いている俺の顔を見ず、正面を向いたまま、菖蒲はただただ返事をする。
蘇芳
やりたかったな
菖蒲
蘇芳
やればよかった....
菖蒲
そうだな
cyan
間に合うわよ?
蘇芳
菖蒲
胸ポケットから、声がして俺は飛び起きた!!!!
蘇芳
蘇芳
cyan
cyan?て
気持ち悪いわね
蘇芳
蘇芳
cyan
骨しかないけど
cyan
成仏?したみたい?🎶
俺は、あまりの衝撃に言葉にならず パクパク口を動かすだけで、声がでない。
cyan
蘇芳
cyan
蘇芳
cyan
なのが携帯に宿ったんじゃ
ないかしら?
蘇芳
菖蒲
菖蒲
cyan
cyan
菖蒲さん💕💗💕
蘇芳
迎えてんだよ?
菖蒲
欲しいのか?
cyan
蘇芳
俺は涙を拭い、菖蒲やcyanと又 このバタバタと賑やかな日常を過ごせる事を.... 神に感謝する事にした。
携帯は泣いていた
完結