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10月〇日:体育祭

私の分だけスポーツドリンクが配布されない…

…なんてことは無く私のクラスは仲が良い。

鈴花ちゃんがリレーで1位!すごい!クラス全員でハイタッチ。

「汚っ!キンに触っちゃった!」

なんて言われるわけも無く、私も鈴花ちゃんとハイタッチした。

鈴花

えーそんな。リレーで優勝出来たのは皆のおかげだよ

鈴花

練習の賜物………………

鈴花

……まぁ足引っ張る人がいなくなったのが1番大っきいよねぇ

11月〇日:教室

ドアを開けると教科書が飛んで来た。

…なんてことは無い。人気者の鈴花ちゃんが私を見る。

「なんか急に教室臭くない?」

…なんてことは言われない。「おはよう」と笑いかけてくれる。

鈴花

最近教室臭くないよね

鈴花

前までなぜかすっごい臭かったけど

鈴花

誰かさんが来るたびに臭くなったよねー

鈴花

私ね、頑張って松山先輩に告白しちゃった!

「少しだけ考えさせて」

笑顔でそう言えた俺はすごいと思う。

「前向きなお返事聞かせてくださいね」とか気持ち悪い声で言われた。

ふざけんな。俺が何も知らないと思って___

俺が本当に好きだった子は自殺した。

いじめを苦にして首を吊っていた。

遺書代わりの あいつの日記に体育祭前までの あいつの学校生活が震えた文字で綴ってあった。

___俺は日記に何度も出て来た「鈴花ちゃん」に告白された。

返事はもう決まってる。

「鈴花ちゃん」に あいつが送るはずだった全うな学校生活を突き付けてやる。

「鈴花ちゃん」から一生 あいつが消えないように。

俺は毎日【未来の日記】を送りつける。

本物の日記は世間様に献上する。

___「鈴花ちゃん」の上っ面だけの人間関係はもうすぐ終わる。

社会的制裁を受けて「鈴花ちゃん」が1人になっても、あいつは消えない。消さない。

君は1人じゃないよ

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701

コメント

7

ユーザー

「何てことはない」って言うのは嘘だったんですね

ユーザー

未来の日記を送り続けられて、鈴花ちゃんは自分のしたことの重さを理解出来るのでしょうか… 少なくとも、自分が殺 したようなものなのに、懲りずに亡くなった子の悪口を言い繋がるやつは、改心するのに時間がかかりそうですね 主人公が本物の日記を世間にバラし、痛い目を見せられて初めて重大さを理解しそうですね

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