(※no side)
_鏡の間
ラギーが心配するように レオナを覗き込む。
ラギー
レオナ
ラギー
レオナ
そう言ってレオナはラギーの顔の前に手を伸ばし、ひらりひらりと返した。
するとラギーは何かを思い出したかのように顔をハッとさせた。
ラギー
レオナ
ラギー
前に大きくため息をついたラギーは 寮の方へ前進していった。
世界から音が消えたかのように しんと静けさに包まれる鏡の間の中、 鏡を触るレオナ。
レオナ
すると、遠くから途切れ途切れにコツコツと靴の音が聞こえてきた。
その音は扉の前で 最大限に大きくなり、止まる。
レオナ
強く睨むレオナの前に立つのは 学園長。
沢山の鍵をじゃらじゃらと ぶら下げて立っていた。
学園長
扉の奥の光から学園長が逆光を受け、黄味がかった両目が余計、 怪しげな雰囲気を醸し出している。
それにレオナは動揺もせず、 涼しい顔で答えた。
レオナ
それを聞き、妙な仕草をする学園長。
その後、ゆっくりと歩き始めた。
学園長
レオナ
学園長はさっきまで活発に驚く仕草をしていた手の動きをやめる。
それに伴ってレオナは次々と学園長を挑発し始めた。
レオナ
学園長
レオナ
学園長はため息をひとつ ついたあと、息を吸う。
学園長
学園長
レオナ
学園長
鍵をしゃらりと鳴らす。
学園長
レオナ
学園長
にこにこと笑う学園長。
相変わらずの気持ちの悪さに不快感を覚えながらレオナが口を出す。
レオナ
学園長
レオナ
学園長
レオナ
学園長
学園長は扉の外の光の方へ体を向け、呟いた。
学園長
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