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聖⭐︎僕ラ之楽園!

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聖⭐︎僕ラ之楽園!

11 - ドリー夢!愛が止まらない act.ZERO

♥

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2023年11月21日

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山下

…昨日、地獄だった、

紅林

…宏斗は頭おかしくなったし、ぺーたは吐くし、

山下

乗り物酔いならぬ、美人酔い…、

山下

てか、あの後どうなったの…?

山下

俺半分記憶ないんだけど、

紅林

俺が宏斗の事ぶん殴って終わった

宏斗

…いや、あれは、俺も悪かったと思う、

山下

宏斗しか悪くねぇよ

紅林

お前ちゃんと由伸先輩に謝れよ?

宏斗

いや、もう本当にね、

宏斗

なんか、普段お嬢様気質な由伸先輩しか知らないから、

宏斗

醜態晒してる由伸先輩見て、

宏斗

「あ、これイケる」って思ったんだよ

山下

閃くな!

紅林

昨日の宏斗も中々に醜態晒してたけどね

山下

下着脱いだ時は本当にヤバいと思った

紅林

それ見て宏斗のあれに関心してる由伸先輩はもっとやばかった

宏斗

てか、大谷先輩たちってどうなったんだ?

山下

あー、宏斗のせいですっかり忘れてた

紅林

2人の純愛見た後に宏斗の漢はキツい

紅林

感情ぐっちゃぐっちゃになったもん

山下

あ、だからクレ泣いてたのか

山下

先生、あの2人の話ちゃんと聞いてくれたかなぁ

福也

俺がちゃんと弁護してあげたし大丈夫でしょ

山下

そうですか……え"ッ⁈

宏斗

福也先輩いつからそこに…!

福也

お願いしたら顔真っ赤にして入れてくれたよ?

福也

1年生は初心で可愛いね

山下

あれ何かデジャヴ

泰輔

まさかあの2人が犯人なんてな、

山下

泰輔先輩まで、

由伸

………、

紅林

あれ、泰輔先輩に引っ付いてんの由伸先輩じゃね?

泰輔

何か、ずっとくっ付いてるんよ

泰輔

朝から様子変やし

宏斗

…すみません

泰輔

へ?

由伸

…うぅ、

福也

由伸があの2人の事情説明して俺に弁護してあげて下さいってお願いしてきたんだよ

山下

え、由伸先輩が…?

福也

俺もびっくりしちゃった

福也

いきなり家訪問してきたと思ったら頭下げるんだもん

福也

槍でも降ってくんのかと思った

由伸

…やって、あの2人が可哀想なんやもん

福也

ま、最終的に1週間の謹慎処分で片付いたよ

山下

ありがとうございます、

福也

君らもご苦労さん

福也

…で、由伸はいつまで泰輔にくっ付いてんの

由伸

1年の癖に一丁前に俺を襲った馬鹿がおるんやもん!

由伸

またやられたら堪らんわ!

福也

へー、お前2年の癖に1年に盛られたんだぁ

由伸

あ、やば、(口が滑ってもうた)

福也

ふふふ、由伸、お前漏らしたんだっけ?笑

由伸

なッ!?////

由伸

福也先輩が何でその事を…!?

福也

やっぱ本当だったんだ!

福也

あはははは!笑

由伸

お前らー!!

山下

言ってないですって!!

紅林

本当です!流石に福也先輩みたいな面倒な人にそんな話しませんって!

福也

ん?

紅林

老若男女問わずモテる完璧人間ですよね福也先輩

由伸

宏斗ー!!お前か!!

宏斗

俺じゃないですって!!

宏斗

本当に違いますって!!

福也

この子達じゃないよ、笑

福也

ちょっと知り合いの伝手でね

由伸

そっちのが嫌です!!

由伸

何でその話知ってる奴が他にいるんですか!!

福也

そいつ曰く、借りを返したって言ってたけど

由伸

どいつや!俺が恨み買ってそうな奴…、

由伸

多すぎて分からん!!

紅林

自覚あったんすね

事件解決後の廊下

「ーー!せやッ、!」

「ーーー、ーー?」

柳田

…まじか、

柳田

副会長、漏らしたのか…

柳田

てか、1年変態ばっかじゃのぉ

柳田

まぁ、副会長の弱み握れたし、帰るか

柳田

くく、福也にこの話を売って復讐完了じゃのぉ

柳田

わしの男前を殴った罪は重いでぇ副会長…!

福也

ま、名前は出さないけどね

由伸

最悪やぁ…ッ、福也先輩の友達とか絶対碌でもない…、

宏斗

それさり気無く福也先輩の事も下げてません?

山下

まぁ、これにて一件落着ですかね、

福也

今回の件はね

山下

"今回の"…?

泰輔

実は…、

泰輔先輩はノートを取り出した

紅林

?ただのノートに見えますけど、

福也

開けてみな

『僕の透明ライフ』

「僕は魔法の薬を手に入れた」

「この軟膏を塗れば忽ち体が透明になる」

「これさえあれば何でもできる」

「誰も僕を認識できない」

「誰も僕を疑わない」

「あぁ!なんて素晴らしいんだ!」

「手始めにバカの肥溜めのようなこの学校を支配する」

「溝鼠共には机も椅子も要らない」

「考える頭すら無いんだからあっても無駄だろ?」

「僕に似つかわしく無い!」

「僕に相応しい学校に作り替えてやる」

山下

…何だこれ

宏斗

厨二病患者の成れの果て…、

山下

これ勝手に見て大丈夫ですか?

山下

持ち主自殺するかもですよ?

紅林

こんなん見られたら末代までの恥…!!

宏斗

お前はエロ本先輩に没収されてる時点で男の恥だ

紅林

う"ッ…!!

福也

自殺する程小心者って訳でもなさそうだよ?

山下

何でです?

泰輔

…窓から校庭見てみ、

宏斗

校庭…?

クルッ

山下

…な、ッ、!?

紅林

…うそ、だろ、

宏斗

一体、どうやって、

机と椅子を校庭に積み上げるんだよ…、

校庭には乱雑に机や椅子がピラミッド状に積み上げられていた

福也

このノートの言う通りになったって訳

泰輔

今朝ノートが教卓に置いてあって、机はもう既に校庭に投げ捨てられてた

宏斗

誰が書いてんすかそのノート…、

福也

それが分からないから君らのとこに来たんだよ

山下

え、でも、今回は特別怪我人が出た訳じゃ無いんですよね、?

山下

なら、学校が何とかするんじゃ…?

福也

最後までちゃんと読んだ?

福也

犯人が殺人鬼になっちゃうかもよ

「要らない要らない要らない要らない要らない要らない要らない」

「こんな物要らない」

「こんな薄汚い人間も、」

「薄汚い空気すらも、」

「全部僕には必要ないんだ!!」

「あの美しいモノだけ欲しい」

「僕を明るく照らしてくれる…」

「あの光…、」

「そう…、僕の愛しのフィアンセ!!」

「必ず手に入れて見せる」

「2人だけの楽園を築こう…!!」

「待ってておくれ」

「山本由伸くん」

宏斗

─────………は?

福也

由伸にここまでお熱な奴がいたとわねぇ

福也

一体誰に腰振った訳?由伸

由伸

知るかそんなん。一々相手してる野郎の顔なんざ覚えてる訳ないでしょ

由伸

俺は罪な存在やからな!

由伸

そらこんな根暗な奴に好かれて当然やわ

由伸

やって、こぉーーーんなにかわええもん!

由伸

可哀想やな、一生手の届かない花に見惚れちゃって、

泰輔

由伸なぁ、お前が殺されてもおかしくないんやで?

由伸

へ?

泰輔

ストーカーちゃう?これ

山下

…まぁ、文面から察するにそうでしょうね

紅林

しかも結構厄介なタイプ、

紅林

3年の、しかも鬼より恐ろしい福也先輩の机を狙うなんて…!!

紅林

飛んだ命知らずも居たもんだな!!

山下

それはお前だよクレ

紅林

え?

福也

…………ニコ、

紅林

ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"ッ!?!?

山下

取り敢えず、由伸先輩のファンを虱潰しに調査すればいいんですね

泰輔

…まぁ、そう、やけど、

泰輔

…紅林くん見た事ないくらい顔白いけど大丈夫?

山下

通常運転なのでお構いなく

紅林

…ゥゴォッ、…ッ"…!!

泰輔

あ、福也のヘッドロックが決まった

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