その言葉は質量を持ったかのように
重く俺の胸の奥に居座った
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意味深そうに言うとじゅはちは振り向いて
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そう
なぜ目の前にじゅはちはいるのに名前があったのか
そこだけが不可解だった
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村の人と気さくに話すじゅはちの姿が浮かんだ
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でも、と1拍置いて
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あの土砂崩れが起こったの
そういうじゅはちの声は消えかけていた
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そこには何もなかったの
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そういうじゅはちの手は震えていた
声もか細い
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そこはその事故から何十年も経ってたこと
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そこで俺は疑問を落とす
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上手く言葉が出なかった
なんか話が壮絶すぎて
祈りを中断して外に出てみたら同級生が全員年老いてる
考えられなかった
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こんな呑気な会話をしてる暇はないはずだが
と思っていたらじゅはちが真剣な顔で
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一度は断ってしまったお願い
でも俺は知ってしまった
こんな華奢な女の子が背負ったあまりに大きな重荷を
確かに怖さはある
でもじゅはちを1人にしたらつぶされてしまいそうで
そっちのが俺にとっては怖かった
だから
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気づいたら彼女に抱きしめられていた
俺は抱擁を受け入れ腕に力を込める
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そう
この時の俺はまだ彼女の重荷を少しくらいなら一緒に背負えるだろうという慢心があった
それが間違いであったということに気が付かずに
コメント
1件
キャメさんどうなっちゃうんだろ…?