コメント
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飯豊くんには、速水くんがいるね…なんか切ないけど好きな話です。
相手のどんなとこが好き?
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
南雲梗平
小峠華太
飯豊朔太郎
見事に俺の恋は、みるも無惨に砕け散った。
現実は無情で、小峠の兄貴に恋したと同時に俺の失恋は決定したも同然だった。
奪いとりたいなんては思ってはなかった。だって、小峠の兄貴の事も南雲の兄貴の事も好きだから。 ただ初恋だった。 せっかく蕾を着けた、この気持ちを捨てたくなくて、諦めたくても諦めきれなくて、自分でも熱情をもて余していた。
ほんの少しくらいなら、俺の入る隙間くらいはあるんじゃないか、と期待してしまった。 そんな淡い期待から、相手の何処が好きなのか、二人に個別で聞いてみる事にした。
舎弟仲間達からは、あの二人は似た者同士だがら、この先、絶対に別れたりしない。傷の浅いうちに諦めろと諭された。
飯豊朔太郎
そーいや、あいつら、この事を、鏡のなんとかの現象だと言ってたな。確かミラーリング?だっけ
飯豊朔太郎
もし、俺の方が小峠の兄貴と先に、出会っていたら、何か変わったのだろうか?
いや、出会ったのが、先でも後だったとしても、きっと小峠の兄貴は南雲の兄貴を選ぶんだろうな。
飯豊朔太郎
速水泰輝
飯豊朔太郎
普段は鈍いくせに、こういう時だけは、誰よりも速水は機敏だ。 お前のそういうとこは、侮れねぇのーな。
人知れず、ひっそりと花を咲かせる前に散ってしまった恋に、俺だけは餞(はなむけ)を。
おわり
補足 ミラーリングとは、自分と違う他人は受け入れ難いが、自分と類似点や共通点が多く、自分に近い人ほど受け入れやすい。よく似た者夫婦は長続きする、といわれる由縁はこの現象のこと。