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雄大
お前がいなくなってから、もう10年経つな。
雄大
あの日、お前が俺に告白してきた時は、驚いたよ。
雄大
だって幼稚園からの付き合いでずっと片思いだと思ってたからさ、
雄大
それにしてもまだアカウントが、残ってたなんて。
雄大
もう1回5分だけでもいいから会いたい、
りな
はぁ、そーゆーのがダメなんだよ
雄大
え、はっ？！
りな
なにおどろいてんのよ、
雄大
いや、
雄大
え
雄大
だって、
りな
こっちはね
りな
迷惑極まりないわ
雄大
りなが生きてる...？
りな
いや、死んでるっしょ笑
雄大
じゃあ、なんで...？
りな
だからあんたがそーゆー気持ちを持ってるから、成仏できないんだって
雄大
いや、笑なんで俺のせいなんだよ笑
雄大
まぁ、でも、話せて嬉しい。
雄大
あっ、今日クリスマスだね。
りな
そーだね、
りな
まだうちが生きていれば付き合って2年になるのにね。
雄大
ほんとだな、
雄大
ってかなんで話せるんだ？
りな
さっきも話したでしょ
りな
あんたがそーゆー気持ちを持ってるから
りな
じょうぶつしてもらえなくて、
りな
ケリつけてこいっ！
りな
って言われたの
雄大
へー、じゃあケリつかなければずっといれんのか？
りな
んー、
りな
それは無理かな、
雄大
なんでだよっ
りな
だってそしたらうち悪霊になっちゃう
雄大
じゃあ悪霊になって俺にとりつけばいいだろ
雄大
そしたらずっと一緒にいれるし
りな
やだよ
りな
だって悪霊なんて絶対いや
雄大
メッチャ否定すんじゃん笑笑笑笑
りな
まぁ、今日でうちの事を忘れてもらいたいんだよね
雄大
え？
りな
わすれて
雄大
それは無理
りな
じゃあ無理矢理でも忘れてもらわないと
雄大
りな
あなたに残された選択肢は2つ。
りな
自分で忘れる努力をするか、
りな
強制的に忘れさせてもらうか
りな
さぁ、どっち？
雄大
少しだけ時間をくれ
りな
わかった
10分後
雄大
わかった
りな
答えでた？
雄大
自分で忘れようとしても今まででずっと忘れられなかった。
雄大
きっと忘れようとする強い気持ちがなかったからだ。
雄大
だから次は忘れる。自分でケリをつける。
りな
りな
わかった。
りな
じゃあ
りな
ね
りな
今までホントにありがとう。
雄大
おう
りな
これからはちゃんと幸せになってね
りな
これが私からの最後の願いね。
りな
サンタさんにもお願いしとくわ笑
雄大
笑笑笑笑
雄大
俺からも
雄大
今までホントにありがとう。
雄大
頑張って忘れるね。
雄大
お前も幸せになれよ
りな
うん
りな
ありがと
雄大
こちらこそ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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