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サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコは涙を流した
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
俺達は見つめ合って、笑いあった
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコ
こうして俺たちは付き合った
ケイコは元カレの存在をずっと気にしていた。ケイコと別れて姿を消した元カレ。まだ少し引きずっているのかもしれない。
ケイコはそいつから暴力をふるわれていたらしい、散々ケイコを痛めつけて、他に女をつくって消えた。
俺がケイコを幸せにする。絶対に。 アイツのこと忘れさせてやる。
火曜日の夜
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
水曜日
サトシ
サトシ
不在着信
サトシ
不在着信
サトシ
不在着信
サトシ
サトシ
サトシ
不在着信
ケイコは毎週水曜日一体何をしているんだろう。
もしかして、他に男でも居るんだろうか…。ケイコはすごく綺麗だし…他にいいよる男がいてもおかしくない
サトシ
木曜日
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコは申し訳なさそうに言った。 ケイコから桜の匂いがする。
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコは泣いている
サトシ
サトシ
ケイコ
サトシ
サトシ
合鍵をケイコに手渡す。
ケイコは笑顔になって、受け取った
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコはまた泣き出した
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコのこと信じてやりたい。
その思いと同じぐらい、やはり俺に言えないことがなんなのか気になってしまう
ケイコは俺のことを愛してくれている
俺もケイコを信じなきゃ
半年後
水曜日
やはりケイコは、水曜日どこかに行ってしまう。木曜日の明け方に桜の匂いを漂わせて帰ってきた。
何をしているのか、誰と会っているのか、ケイコには聞けなかった。
ケイコは俺のことを愛してくれている。それはすごく感じる。彼女を傷つけずに彼女の秘密を知りたかった。
だから、ケイコの部屋を探ってみることにした。手がかりは無いかもしれない。でも、真実が知りたかった。
サトシ
彼女不在で、彼女の部屋に入るのは初めてだった
彼女が俺との写真をコルクボードに貼っているのが愛おしかった
彼女の部屋には物があんまりない。 引っ越してきた時、彼女はあまりいい思い出がないからとボロボロの棚以外全て処分していた。
3段ある小さな棚は、膝の高さほどしかなく、あまりにもボロボロで部屋の雰囲気にあっていなかった。
サトシ
1段目を開ける
サトシ
2段目を開ける
サトシ
3段目を開ける
サトシ
3段目の棚には大量の手紙が入っていた。
それは、俺がケイコに渡し続けたラブレターだった。
なんだか、気恥しい
ケイコを疑った俺が馬鹿だった。ケイコは俺の気持ちを大切にしてくれている。
サトシ
サトシ
サトシ
サトシ
嫌な予感がする
桜柄の便箋だった
サトシ
気づいたら、手紙の封を開けていた。
ケイコへ お前のことなんて、1度も愛していなかったよ。あの時付き合っていたのはトモミだけだった。だから、勘違いするな。俺は浮気したんじゃない、お前とちょっと遊んだだけだ。 お前は都合のいい女だったよ。 でも、トモミにも最近飽きてきたところだったんだ。だから、助かったよ。
お前がトモミを殺してくれて。
警察は、失踪したと言っていたけど、俺はお前がトモミを殺すところを見た。お前がトモミを後ろからさして、どこかに引きずって行くところを見たんだ。ケイコ、お前は犯罪者だな。 必ず連絡しろ、警察にばらされたくないだろう。
サトシ
サトシ
サトシ
サトシ
サトシ
ケイコの帰りが遅い。 いつもなら、この時間はとっくに帰ってきているのに。
1時間後
ケイコは顔に痣を作って泣きながら帰ってきた。
サトシ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
2人の沈黙を打ち破るように、ケイコが口を開いた
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコはわんわん泣き始めた
今まで1人で抱え込んで苦しかっただろう
俺はケイコを抱きしめた
ケイコ
ケイコ
ケイコは真っ直ぐに俺を見つめる
この顔に俺は弱かった
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコは震える声で言った
ケイコ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコのいう事の重大さを俺は理解していた。それでも、俺は首を縦に振るしかなかった。
ケイコはずっと震えている。
俺しかケイコを守れない
ケイコは泣きに泣いて、やっと落ち着きを取り戻した。
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコは顔を擦りながら言う
ケイコ
ケイコ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
サトシ
水曜日
サトシ
ケイコは震えている
サトシ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコを抱き締める
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコは、流暢にけいいちの家の扉を開ける。
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコはいつになく強気な表情になっていた
ガチャッ
部屋に入ると、甘ったるい桜の匂いが鼻につく
ケイコ
ケイコ
言われるがままに、注射器を握らされる
ケイコ
サトシ
けいいちの顔は思ったよりもげっそりしていた。目は閉じているが眼球の形が分かるほどに痩せている。こんな男が本当にケイコを傷つけていたんだろうか。
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
サトシ
ケイコ
けいいちの体がビクンと動いた
けいいち
ケイコ
けいこは本当に怯えているようだ
そうだ、彼女を救えるのは俺しかいない。
俺はゆっくりとけいいちに注射器を刺した。 時間をかけて薬物を流し込む。
けいいち
けいいちは、目を開けて俺を見た
その目はとても穏やかだった
口をぱくぱくとさせている
俺は耳をけいいちの口元にやった
けいいち
けいいち
けいいち
サトシ
けいいちは、目を閉じて。 微動だにしなくなった。
ケイコ
警察
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
警察
警察
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
サトシ
ケイコ
サトシ
ケイコ
ケイコ
サイレンの音が次第に大きくなる
サトシ
サトシ
ケイコ
ケイコ
ケイコ
ケイコは俺の首元を掴んで、顔を近づけた。
ケイコ