中学2年
私は過去の記憶がある。家族にも言っていない。ずっと1人で悩んできた。
1回目の人生も、2回目の人生も、 幸せではなかった。
誰に育てられたとかは覚えたいないけど、幼稚園の時に気づいた。
やっと幸せに慣れたんだ
って気づいた。
だから、カウンセリングに無断で出席して記憶を消してもらった。
あっと言う間に時間が過ぎた。
西月詩
これで終わりか、、、
西月詩
黒尾
黒尾鉄朗
なんだー?
西月詩
私がいなくなったらどうする?
黒尾鉄朗
生きる気力なくすかも。
西月詩
頑張って生きろよ。
黒尾鉄朗
なんで居なくなる前提で話してんだよw
西月詩
大阪に転勤が決まったの。
黒尾鉄朗
嘘はやめろよw
西月詩
ほんとだよ。
西月詩
もうしばらく会えない。
西月詩
大阪に引っ越すの。
黒尾鉄朗
急じゃね?
黒尾鉄朗
そんな急に言われてもさ、、、
西月詩
隠したかったの。
黒尾鉄朗
でも、離れても詩の方大好きだぞ。
西月詩
私もだよ。
西月詩
ていうか私が東京行くから大阪来ないでよね?w
黒尾鉄朗
我慢できなかったら行くかも。
西月詩
きちゃダメだよw
西月詩
もうそろそろ着くから、また落ち着いたら電話するね。
黒尾鉄朗
おう。頑張れよ。
西月詩
うん。
母
座る席離れたけど大丈夫だった?
西月詩
うん。途中から人降りたから絡だったよ。
兄
よかったじゃん。
父
じゃあマンション行くか。
西月詩
うん。
父
ここだ。転勤だから東京の家はまだ残してるから。お父さんも早く仕事を終わらせて、早く東京に帰ろうな。
西月詩
仕事の量も多いでしょ?無理しないでいいよ。
兄
そうだよ。
母
じゃあマンションに入りましょうか。
母
家具は引越し業者の人が運んでくれたの。自分の部屋を決めて、整理整頓しましょう!
西月詩
はーい!
兄
えーめんどくさーい
父
ほらさっさとやるぞ!
西月詩
ここにしよ。
すぐに片付けを終わらせた。
西月詩
落ち着かないなー。
母
詩ー終わった?
西月詩
うん。
母
あのね、もう詩は学校には行かなくていいわ。
西月詩
え?
母
詩は音駒高校だから学校が楽しかったのよ。近くの学校に行ってもすぐに卒業式があるし、勉強はお兄ちゃんに教えてもらえばいいわ。だから学校には行かなくてもいいわよ。
ごめんねと顔が言っていた。
西月詩
うん。そうするね。
私は大阪に来てから、眼鏡に変えた。 毎日コンタクトた
ご飯もまともに食べていなかったからどんどん体重は減っていった。
母
○○ーご飯食べない?
西月詩
今日はいいや。
兄
でも、なんにも食べてないだろ?
兄もドアからひょこっと出てきた。
西月詩
私はお腹空いてないから、散歩でも行ってくるよ。
母
いってらっしゃい
兄
いってらっしゃい
2人は笑って送り出してくれた。
西月詩
ここは落ち着くなー。
海だった。何度来ても落ち着く場所。
西月詩
道路わかって砂浜行こ。
私は青信号を渡った。
モブ
きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
モブ
人が轢かれたぞ!誰か救急車呼べ!
モブ
ねぇ!大丈夫?!聞こえてる?!
ここで私の意識は途絶えた。