コメント
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かっこいいっす!✨ノヤっさん!!日向も可愛い!白いクマさんもかっこかわいい!今回も素敵な作品ありがとうございます😍(馴れ馴れしくてすいません💦)
なんと俺には近々兄弟が出来るッ!!
理由は簡単。親が再婚するからだ。
その再婚により俺に妹と弟が出来る。
弟の方は1個違いでバレーが好きらしい。
仲良くなれる気がする!!
否、仲良くなれる気しかしない!!
そう思っていた。
バレー部の練習中、似たような話を耳にした。
1個下の慕ってくれている後輩になんと兄ちゃんと姉ちゃん×3が出来るらしい
しかも兄ちゃんの方は一個上でバレーが好きなんだと喜んでいた
この時になんとなく察したよな
俺には姉ちゃんが3人居る。
そして俺はバレーが好きだ。
極めつけに翔陽には妹が居る…
どんな鈍感でもここまで揃えば分かるだろう
一個下の慕ってくれてる後輩
日向 翔陽 が俺の弟になる予定の人物!!!!
俺の親の再婚の話をしていた旭さんは困惑していた。
そうだろうな、俺も夢じゃねェのかって思ってる。
でもまあ、よくよく考えて見れば、翔陽が弟になるのは嬉しいことだ。
翔陽のことは可愛い後輩だと思ってるし、
翔陽と同じ家に住むって考えても嫌じゃない
むしろ嬉しい!!
気の合う後輩だからな
毎日が楽しくなると思う!!
けど、翔陽にこの事実を伝えるべきかどうか迷った。
もしかしたらほんとに偶然が重なっただけかもしれないから。
違ったら俺も翔陽もぬか喜びになってしまう
ここは話さないのが良いと俺は判断した。
部活終わり旭さんが声を掛けてきた
東峰旭
西谷夕
東峰旭
西谷夕
東峰旭
西谷夕
東峰旭
西谷夕
東峰旭
東峰旭
東峰旭
西谷夕
西谷夕
東峰旭
東峰旭
西谷夕
その時は旭さんがどうしてそう思ってるのか分からず首を傾げた
後日、
夕方の部活後
翔陽と俺は新しい自宅で顔を合わせた
最初は翔陽も驚いてたものの、すぐに嬉しそうに笑ってくれた
俺も嬉しかった
西谷夕
西谷夕
日向翔陽
目を輝かせていた翔陽を見て俺は風呂を沸かしに行った
数分後に部屋の前に戻ってくると、翔陽は疲れてたのか寝ていて、
俺は掛けてやる布団を取りに部屋を出ようとした
日向翔陽
とポソり。
驚いて見ると
翔陽は寝ながら涙を流していた
嗚呼、旭さんの踏み込んでいいか分からないってこの事か
確かに、翔陽は親が離婚したなんて言ってない
でも、やっぱり教えてもらわなくちゃ、翔陽の事がわかんねぇ。
なんにも分からねぇままなのはムズムズするし、
何よりそのまま過ごして、翔陽を傷付ける方が嫌だ。
寝る前にでも聞いてみるか、
そう思いながら俺は翔陽の涙をそっと拭ってから
布団を取りに部屋を出た。
西谷夕
濡れたままの髪をわしわしと拭きながら部屋に戻ってくる
翔陽はまだすぅすぅと寝息を立てて寝ていた。
布団を掛けた時は悲しそうな顔を見せていたが
今はただただ気持ち良さそうに寝ている。
起こすのを少し躊躇ったものの、
起こさねェと翔陽が風呂に入るタイミングを逃すと思い、
翔陽を揺すり起こした。
日向翔陽
目を擦りながら翔陽が起き上がる。
要件を簡潔に伝えれば
翔陽はふるふると目を覚ます為に頭を振り、
パッと明るい表情で
日向翔陽
と返事をすると元気に風呂に向かって行った。
その様子を見た俺は安心してベッドに腰を下ろす。
翔陽は明るい。
だから勘違いしそうになる。
翔陽も人間だから言いたくない辛いことの1つや2つ抱えてるはずなんだ。
俺の家は父子家庭。
翔陽の家は母子家庭。
翔陽の方も浮気したのかな、
なんて事を考えてハッとする。
勝手に家庭事情を想像するのは失礼だ。
やめだやめ、とぶんぶんと頭を振ると乾いてない髪から雫がぱたぱたと飛んだ。
バシッと音を立てて自分の頬を叩く。
翔陽は俺の弟になった。
俺の弟。守るべき存在だ。
西谷夕
辛い思いなんてもうさせねぇ。