赤葦
ハァ…ハァ…
木兎
もう一回!
赤葦
いい加減にしてください!
赤葦
春高が近づいているというのに実現もできない速攻のためだけに朝練をつぶさないでください!
木兎
しょぼん
赤葦
(言い過ぎたか)
その後木兎は朝練中ずっとしょぼくれていた
赤葦
(幸い今日は特に練習試合もないものの)
木兎が一向に着替える気配もなロッカーの前で突っ立っている
赤葦
木兎さん早く着替えてください部室が閉められません
木兎
(…)
赤葦
木兎さん
肩をたたいても返事がない
木兎
ボソッ
赤葦
なんですか?
木兎
俺たちならできると思ったのに
赤葦
(かなり重症だな…)
赤葦
木兎さん
赤葦
自主練でなら付き合ってあげます
木兎
ほんと!?
みるみるうちに木兎の機嫌が直っていく
赤葦
(これで一件落着だな…)