ヤンキーくんと僕

俺たち3人は仲良しだった

いつも3人だった

不良だった俺に

こんなにも仲良く

明るく接してくれるのは こいつらだけだった

守りたかった

この3人でずっといたかったから

ずっと3人でいれる

そう思ってた

この時気づいてあげればよかった

あの時気づいていれば

今後悔したって

もう遅いか

ここから先は覚えてない

ただ覚えてるのは

相手が血まみれになるまで 殴ったこと

俺の手が血で染まってたこと

るぅ が俺に怯えてたこと

それだけだった

俺は後ろを見た

そこに居たのは

ぶん殴った3人と

倒れてるるぅ だった

俺はるぅ を見た

さっきまで立っていたるぅ は

倒れていて

気がついた

最後バットで殴った時

バットを振った時に

るぅ に当たったんだ

俺が周りを気にせず

狭い道で振ったからだ

俺がるぅ を傷つけた

ここで俺と莉 の関係は壊れた

勘違いというのは

恐ろしいことを知った