もう冬休みになる
────また しばらくの間
奏斗に……会えない
授業中にそんなことを考えながら 雲ひとつない 青い空を見ていた
夢
彩希
夢
彩希
シャープペンを書き進める音が教室に鳴り響く
英語の先生
授業が終わった
教室が騒がしくなる
夢
彩希
屋上への階段に 2人がのぼる足音が響く
夢
彩希
夢
ひとつだけ空いていたベンチに私と夢は、弁当をひざの上に広げた
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
彩希
────あたりまえだ 持久走が終わった時の
あの笑顔 忘れられない それを思うだけで …息苦しい
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
昼休みの廊下は騒がしい
奏斗
彩希
奏斗
彩希
奏斗
彩希
奏斗
彩希
奏斗
夢
彩希
夢
彩希
夢
夢
彩希
彩希
奏斗
5時間目が始まった
英語の先生
私は ある文字に気づいた
────奏斗から ノートの隅に
奏斗
私はまわりの音が 一瞬聞こえなくなった
────奏斗がこっちを見てる
私は 下を向いてしまった
英語の内容が入ってこなかった
英語の先生
夢
彩希
私は夢に見せた
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
彩希
夢
私は奏斗の数学ノートに貼った
彩希
私は用を終わらせて 奏斗が待ってるとこへ
走った ────早く会いたい 話したい
奏斗は壁に寄りかかって待ってた
奏斗
彩希
奏斗
コメント
1件
すんごい良いですね〜