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ピコン
瑠維
『どうしたの?』
『明日教えてほしいんだ』
『…何を?』
『瑠維の過去を』
瑠維
『わかった』
瑠維
ピーンポーン
瑠維
蘭
蘭
竜胆
イザナ
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
俺の家は普通と違って異常だった
父さんはずっと俺を殴る
虐待をしていた
母さんは口をださず
ただ見ているだけ
学校ではいじめ
先生も見て見ぬふり
相談をしても俺が悪いって言われた
いじめられる方が悪いって何?
そして、去年
俺は母さんを、殺した
でもそれには理由があった
昼、俺は学校に、行っていた
学校から帰ってきたら
死体の異臭
目の前には初めて見る
一つの血溜まり
父さんの死体だった
隣には血まみれの包丁を持った
母さんがいた
俺を見つけると
そばに来て、一言を言った
『私を殺して』
泣きながら
隣で殴られる俺を見ていたのに
何もできなかったこと
学校でのいじめの相談に乗れなかったこと
今、父さんを殺したことを
後悔したらしい
でももう遅かった
そして、母さんは
俺がきっと怒っているだろうと思い
俺に殺すように言った
ごめんなさい、最後の頼みだからと
包丁を渡してきた
俺は、断れなかった
そして、俺は…
涙を流しながら
母さんの腹部に包丁を
刺した
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
イザナ
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
瑠維
竜胆
蘭
瑠維
蘭
瑠維
イザナ
竜胆
蘭
瑠維
瑠維
この3人は俺を認めてくれている
そう思えた