ｶﾞﾁｬｯ

誰もいないリビングに声をかける

俺は軽くため息をつきながら スーツを脱ぎ、シャツ姿になる

俺はストレスにしかならない会社での 仕事の糧にしているテレビを 見るために、ソファに座る

ｶﾁｯ

テレビをつければいつものチャンネル

このチャンネルをつけるだけで いい気持ちになってしまう

あと3分.....

テレビのcmに耳を傾けながら Twitterを開く

あの人の新しいツイートあるかな....

．．．

今日はしてない....？

そうこうしてる間にドラマが始まる

あぁ....今回は最初出てこないのかな....

10分過ぎたぐらいだろうか

やっとあの人が出てくる

すっごく大好きなあの人はこちらに 笑顔を向けて 励ましの言葉を送ってきた。

俺にはあんな暖かい言葉 送ってくれたことない

ていうか.....そろそろ....

ｶﾞﾁｬｯ

そう言いながらきりやんは俺の顔を掴み 無理やり目が合う形にされる

ﾁｭｳｯ...

最初はもっときりやんの 笑顔が見れてたのに

ﾁｭｯ

最初はもっと優しくしてくれたのに

ﾁｭｳ...

最初はもっと気遣ってくれてたのに

最初は何もしなくてもきりやんの愛が 伝わってきたのにｯ

ﾁｭｯ

最初は俺にも暖かい言葉を 送ってくれていたのにｯ...

ﾍﾟﾛｯ

ｷﾞｭｯ

名前すら最近呼ばれて いなかった気がする....

そう怖い顔で言われたので 俺はきりやんの両頬を 思いっきり横に引っ張った

ドラマでたくさん見たはずの きりやんの笑顔は久しぶり に見た気がした

ｷﾞｭｳｯ....

俺はきりやんに抱きつきながら それでいて少し怒った口調で 自分の気持ちを伝えることにした。

そう言いながら俺の涙を指で拭った

そう言ってきりやんは静かに泣いた

ｷﾞｭｳｯ....

．．．

ｶﾞﾁｬｯ

やっと気持ち伝えてくれた

でも俺のこと以外で苦しめられてることに気づいてあげられなかった....

あとでちゃんと甘やかして あげないと♡