〇〇
(虚しい…)
いつもは友人と一緒に来ている夏祭り
でも今年はその友人が今日熱を出してしまったのだ
だから今私は一人で大勢の人達の中に紛れ込んでいる
おじさん
にいちゃん凄いなぁ…
おじさん
これで何個目だ…?
近くで屋台を出している人と思われる声がした
気になって私はそっちを見ることにした
こんなの余裕やわww
〇〇
zm君…?
思わず声を出して呼んでしまった
そう、好きな人の名前を
zm
ん…?
zm
お!〇〇やないか!!
〇〇
あ、うん
〇〇
やっほ… ぐ、偶然だね…
私を見つけた時笑うのをやめてほしい
勘違いしてしまう
いつも誰にでも笑って話しかけてるけど…
zm
おう!そうやな!
〇〇
しゃ、射的得意なの…?
zm
ちっちゃい頃から大好きやからな!
〇〇
そ、そうなんだ!!
zm君のこと少し知ることが出来て嬉しかった
でもいつかそれは無駄になるのだろう。と私はすぐに我に帰った
zm
あれ?いつものやつは居らんのか?
〇〇
熱が出ちゃって…
zm
ふーん…
〇〇
じゃ、じゃあね!zm君!
〇〇
お祭り楽しんで!
タッタッタッタッ
zm
あ…
緊張で立ち去ってしまった
〇〇
あー、何でこんなに私って弱いんだろ…w
そう呟くと自然と涙が出てきた
zm
〇、〇〇…!!!
〇〇
え…?
さかい
どうも
短編、楽しんで頂けたでしょうか
さかい
楽しんでくださったのなら幸いです
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