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そら(震災当時の主)

これは、私が当時6才だった時、私が住んでいた藤塚でのお話をします。

3.10 大きな地震が何度もきた。

そら(震災当時の主)

なんでこんなに揺れてるの…?お母さん。

お母さん

それはね、しょうがないことなんだよ。

そら(震災当時の主)

怖いよ

お母さん

大丈夫、大丈夫

その日は、お母さんと一緒に寝た。

翌日…

そら(震災当時の主)

いってきます!

お母さん

いってらっしゃい!
地震がきたら、すぐ大人の人の近くに行きなさいよ!

そら(震災当時の主)

はーい!

楽しみぃー!

そら(震災当時の主)

あ、ちかちゃん!
一緒に学校行こう!

ちかちゃん

おはよう!
早く学校行こう!

そら(震災当時の主)

うん!

学校に着いた

授業が終わって、校門を出た時。

地面が揺れた。

ゴゴゴゴゴ 凄い音。 ガラスが割れてる。 皆叫んでる。 なにが起きてるのかわからない。

そら(震災当時の主)

え…?

ちかちゃん

うわぁぁぁぁぁん!

そら(震災当時の主)

(ちかちゃんが泣いてる…)

先生

皆、揺れが収まったら、集まってください!
その後避難します!

そら(震災当時の主)

避難…するんだ…

今までに感じたことがない 緊張感

どこも今は限界状態

そら(震災当時の主)

どうしよう…お母さん

家の中

お母さん

え…!なにこれ

お母さん

そらは大丈夫かな!?

お母さん

ちかちゃんは?

お母さん

お願い、生きてて…

お母さん

とにかく、揺れが収まったらそら達と同じ避難場所にいこう。

学校

そら(震災当時の主)

あ、収まってきた…

ちかちゃん

そらちゃん、大丈夫?

そら(震災当時の主)

うん、大丈夫

先生

皆さん、人数が確認出来たので、避難所へいきます。

先生

落ち着いて、行動してください。

それから、学年ごとにならんでいった。

先生

頑張って、走って!

そら(震災当時の主)

走るの、苦手なのに…

ちかちゃん

疲れた…

お母さんは

お母さん

よし、行こう。

お母さん

車で避難しよう

そら達は避難所へ着いた。

そら(震災当時の主)

どうするんだろう…

お母さん

そらー、そらー!

そら(震災当時の主)

お母さん?

そら(震災当時の主)

お母さーん!

お母さん

そらぁ!

お母さん

良かった、本当に良かった

そら(震災当時の主)

お母さん…

お母さん

あ、ちかちゃんのお母さんはまだ?

ちかちゃん

はい…

お母さん

そっか、お母さん待ってようか、一緒に

ちかちゃん

はい…

そら(震災当時の主)

ちかちゃん!大丈夫だよ!

ちかちゃん

うん…

そら(震災当時の主)

ほら、じゃんけんしよ!

ちかちゃん

うん

そら(震災当時の主)

じゃーんけーん

そら(震災当時の主)

ぽん!

そら:パー ちか:チョキ

そら(震災当時の主)

負けたぁ…

ちかちゃん

お母さん

そら(震災当時の主)

ザァァァ! ゴゴゴゴゴ!

そら(震災当時の主)

なんの音?

ちかちゃん

飛行機?

お母さん

お母さん

二人とも、外見て

そら(震災当時の主)

!?

ちかちゃん

え…

お母さん

津波だよ…

いろいろな人の悲鳴 バラバラに流されていく遺体 地獄しかなかった

波が引いて翌日

そら(震災当時の主)

なにこれ?

お母さん

ちかちゃん

お母さん?

お母さん

ちかちゃん、体育館行く?

ちかちゃん

うん…

そら(震災当時の主)

あ、ちかちゃんのお母さん…

ちかちゃんのお母さんは残念ながら亡くなってしまった。

ずっと、ちかちゃんは泣いてた お母さんも

皆泣いてた

そら(震災当時の主)

やだよ…

それから避難所生活が始まった

そら(震災当時の主)

この段ボールはこんでいーの?

お母さん

うん!

ちかちゃん

ご飯もらってくるね!

皆で協力して生活した

5年後…

卒業式。

先生

卒業生、起立!

いろいろ終わって…

そら(震災当時の主)

疲れたねー!

ちかちゃん

そうだねー

お母さん

頑張ったね!二人とも!

その後、ちかちゃんはうちで引き取った。

ここまで生きられたのも、あの心が暖かい地域でそだったから。

本当に感謝しています。

ありがとう

そら(震災当時の主)

大好きだよ

あの日体験した大切なこと。

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