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主
主
主
主
主
主
音羽先生
音羽が出勤の準備をし終わった所だった。
???
音羽先生
誰かの笑い声が聞こえた…。
いや、幻聴だ。最近寝てないのだから。
幻聴幻聴。と自分を落ち着かせるも、背筋に冷や汗をかいている。
最近、何もしていないのに体が重い。
ガレージに向かう途中の廊下は電源が切れていて、少し怖気がする。
頭痛もする。薬を服用していても多少の痛みは抑えられるだけ。完全に治まったとはならないだろう。
音羽はガレージに着く前に限界が来ていた。
目眩と吐き気。頭痛。までもが襲って来る。
音羽先生
と、小さな声で挨拶すると、ふらつく足取りをバレない様に、手すりを使ってガレージに登った。
喜多見チーフ
喜多見チーフ
音羽先生
喜多見チーフ
喜多見は1階から眺めるように音羽を見つめる。
徳丸先生
徳丸先生
徳丸先生
徳丸先生
徳丸先生
喜多見チーフ
夏芽先生
徳丸に続き夏芽、比菜、といつものテンションで挨拶を交わす。
音羽先生
その頃音羽は必死にポーカーフェイスを取り繕い、目を瞑って痛みを堪えている。
喜多見チーフ
音羽先生
喜多見チーフ
喜多見の返事もろくに返せない。 耳が水に入っているかのようにすべての音が籠もる。いや、もう何も聞こえない。
貧血か。と、こんな時も自分で診断してしまう事に呆れる。
喜多見チーフ
喜多見は何度も呼んでも音羽が返事をしない事に訝しげながらガレージに続く階段を登る。
音羽先生
こういう貧血の時は感覚が敏感になる。登ってきた振動で分かる。
喜多見チーフ
喜多見チーフ
音羽先生
音羽先生
だが目を開けるとめまいがし、周りがチカチカする。気絶する前兆だ。
その様子を見た喜多見は素早く音羽の脈を確認する。
喜多見チーフ
音羽先生
最近の口癖。[大丈夫です]と言おうとした時、そこで、ぶつんと音羽の意識が途切れた。
喜多見チーフ
比菜先生
夏芽先生
喜多見チーフ
喜多見はいつものお姫様抱っこではなく、音舞した状態で運んだ。
夏芽先生
喜多見チーフ
その言葉に皆は黙り込んだ。
音羽先生
喜多見チーフ
音羽先生
喜多見チーフ
音羽先生
千鳥足で向かう音羽を誰も止めることができずにいた。
喜多見チーフ
音羽先生
返事はしなかったものの、喜多見の目を見て、少しだけ頷いた。
音羽先生
会議の時間が迫っているが、走ったらどうなるか分からない。
又皆に迷惑をかけてしまうかもしれない。
だが、気絶してから直ぐに動くのは喜多見に及ぶくらい極めて危険な行為だ。と自分に言い聞かせる。
ダメだ。倒れる。と覚悟した時。 力強い手が音羽を支えた。
???
音羽は薄れゆく意識の中で喜多見ではない事を確信していた。
???
その人は、音羽を抱いて自分の車に乗せた。
???
???
???
???
???
その人達は地下の蛍光灯でギラリ。と輝いていた。
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
2件
最高です!!てか誰だあの怪しい人たち!! 音羽先生誘拐したな、許せぬ!!! 次回どうなるんだろ、、、楽しみでーす!!